このコーナーでは、阪神タイガース関本賢太郎選手、安藤優也選手の契約交渉代理人をつとめている黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。

 さて、このコーナーではタイガース関連のトピックをご紹介してきましたが、今日は少し角度を変えて「ピッチャーズプレート」にまつわる小ネタをご紹介致しましょう。

ピッチャーズプレートのキホン

 ピッチャースプレート(投手板)は、サイズ…横61センチ縦15,2センチ 球場によって木製か強化ウレタンで作られています。
 基本的に鉄のスパイクを履いていますので、プレートの上に乗って投げると滑ってできません。
 ルール上、軸足の一部が触れていればOKですので、プレートの直前から投球動作に入れば、軸足の小指側面がプレートに付くのでギリギリOKなのです。
 61センチの幅がありますからピッチャーによっては、右側いっぱいから左側いっぱい投げ分けて打者を翻弄する投手もいるそうです。
 以前の記事、「甲子園・内野グランド」で、マウンドの掘り返し合戦のお話を少ししました。軸足と反対の踏み出し足の掘れ具合は、各選手歩幅も違いますし、投手ごとに好みがあります。深く掘る人、浅く掘る人、全く掘らない人、球種によって掘る場所を変える人…様々ですが、嫌われるのは深く掘るピッチャーです。踏み出し足深く掘る人は、軸足側も深く掘るので、相手側ピッチャーがならすのに時間がかかる上、メンタルバランスが崩れるピッチャーが出たりします。
 ピッチャーは、マウンド上る前は、気分は高見盛!気分を最高調に盛り上げてマウンドに行ったのに、土木作業に時間取られては、集中力が途切れてしまいます。
 プレー以外でもいろんな心理戦が繰り広げられています。

ピッチャースプレートの使い方

 江夏さんや江川さんの時代は、球種が、カーブ、ストレート、ドロップくらいでしたので、プレートをいっぱいに使って投げ分けるピッチャーが結構いました。
 しかし、現代野球は、ツーシーム、カットボール、縦スライダー、横スライダー、スプリットなど多種にわたるため、投げ方やプレート捌きよりも、全く同じフオームや手の振りで多種のボールを投げて打者を翻弄するピッチャーが激増してきています。安藤選手や能見選手は、後者です(能見選手は、時々意表をついて横投げしますが…)。
 でも、プレート幅を使い分けるピッチャーは少ないですが、必ずいます。先発よりも中継ぎや抑えピッチャーにいると思います(セよりもパに多い様です)。
 西武の帆足選手やロッテアンダースローの渡辺選手などがなかなかの役者ぶりを発揮して、打者を翻弄するようです。

 投球の合間のピッチャーの動作やピッチャーズプレートの使い方に着目して観戦すれば、楽しみが広がるかも知れませんね。

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