このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は「日本プロ野球オールスター」についての小ネタです。

2017年 日本プロ野球オールスター

いよいよ始まりますね〜オールスター!

我らタイガースからは、マテオ 秋山 梅野 鳥谷 糸井の5選手が出場します!!

今回は二試合があり、ナゴヤドーム、マリンスタジアムです。

ではオールスター出場選手のお手当は気になりますよね〜?幾ら出るのでしょうか?

答えは0円です。

日本プロフェッショナル野球組織統一様式による選手契約書によれば、選手は球団のトレーニング、非公式試合、年度連盟選手権試合、日本選手権シリーズ、オールスターズ試合に参加しなければならず(第4条)、契約した参加報酬以外には実費支弁を除き支姶されない(第6条)。

つまり交通費と宿泊費は支給されますが出場手当は出ない様です。

最優秀賞、優秀賞、ホームラン賞などの賞金は貰える様ですが…

交流戦の定着もあり昨今はそもそもオールスターの開催是非が問われています。

冠スポンサーも18年間続けて三洋電器(現在Panasonic傘下)から2007年にはガリバー(中古車販売)

2008〜2016迄はマツダで今年からはABCゴルフトーナメントでお馴染みのマイナビ(人材広告企業)になりました。

オールスターの開催目的は日本プロ野球の財源確保にあると言われています。

2011年に廃止になりましたがプロ野球年金の財源にもなっていた様です。

ついでにメジャーリーグ年金額というと以下のとおり。

メジャーの選手登録が5年以上あれば資格が得られる
10年以上の選手登録があれば満額受け取れる
年金支給期間は60歳から死亡するまで
年金受取額は約2,000万円
これは世界中にどの国に居住していても年間2,000万円が振り込まれます。

因みに、廃止にはなりましたが日本プロ野球年金額は以下のとおり。
10年以上の選手登録があれば資格が得られる
2軍選手でも受け取ることができる
年金支給期間は55歳から死亡するまで
年金受取額は約120万円(月10万円)

メジャーリーグは年金額も破格ですね〜(^-^)