内科の医者にいろいろな得意分野があるように、整形外科にもさまざまな専門分野があります。

例えば、

一般整形外科医・・・いわゆる整形外科の医者

関節リウマチ外科医・・・関節の機能再建のため、人工関節全置換術、関節形成術、関節固定術などの手術が行われます

脊椎脊髄外科医・・・椎間板ヘルニア、腰部脊柱間狭窄症、頚髄症といった種々の疾患による脊髄の圧迫障害に対する除圧術や脊柱変形に対する矯正固定術を行います

外傷整形外科医・・・四肢・脊椎の外傷を対象とします。新鮮骨折という一般的な骨折のみならず、骨髄炎や偽関節などの難治性骨折も治療対象となります

小児整形外科医・・・先天性股関節脱臼、先天性内反足、筋性斜頚に加え、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、脊柱変形などが治療対象となります

スポーツドクター・・・スポーツによる外傷や障害を治療対象とします

運動器リハビリテーション医・・・理学療法、作業療法、義肢装具療法などのリハビリテーションの手法を用いて、運動器疾患の治療を行う専門分野です

(日本整形外科学会よりhttp://www.joa.or.jp/jp/edu/subspeciality/subspecial_area.html

などがあります。

交通事故でお世話になるのは、脊椎脊髄外科医や外傷整形外科医、運動器リハビリテーション医などでしょうか。

病院で、この医者は何の分野を得意とするのかを、見定めないと、誤診とまではいかなくても、適切な対応をしてもらえないかもしれません。

主治医になる医者の肩書、経歴などもきちんと見ておきましょう。