会社の保険名義を使用され、保険会社から保険金の返金及び損害賠償請求されているという相談がありました。
相談者は重い病気を罹っており、自宅療養中。保険会社に事情を話す体力も気力もないとのことで、弊所に依頼されました。
訴えてきた保険会社には既に弁護士が入っており、その弁護士は、相談者が重病ということを全く知らず、連絡が付かない状況から、保険金詐欺の実行犯扱いしてきました。
弊所が数々の証拠を示して、事情を説明し、むしろ、被害者であることを理解していただきました。
最終的に、実質、実行犯と思われる人物(真相は闇)に責任を取ってもらう形で解決しました。
名目上の代表者は危険です。会社が形式的にでも存在し、たとえ、名目上の代表であっても、その責任から逃れることは難しいからです。
相談者は病気を治して現場復帰したいとお考えでした。お気持ちは分かるのですが、治療に専念すべく、会社の閉鎖を指導しました。