ジャイアンツに6連敗後3連勝 (2019.5.29)

このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。
さて今回は・・・。

ジャイアンツに6連敗後3連勝

ゴールデンウィークに1週間、北朝鮮に行ってきた。
北朝鮮では、ネット繋がらず、全く、タイガースの情報なかったので、帰りの中国でネットを見てびっくり、帰ってきたらタイガースが3位に上がっていた。
その後も、好調が続き、本日は、なんと、高山選手の満塁さよならホームランで、ジャイアンツに3連勝!前回、ジャイアンツに甲子園、後楽園で6連敗したとき、かなりひどいコメントをしてしまいましたが、大反省。春先に聞いた、矢野監督体制がかなり期待できるという情報は、かなり信憑性でてきましたね。
 今年のセリーグは、広島が最下位から連勝でトップに出たり、なかなか面白いですね。ただ、交流戦は、セリーグにとって鬼門。更なる入れ替えがありそう。ファンにとって楽しいシーズンになりそうです。

GWに北朝鮮に行ってきました~その4~(2019.5.27)

(4日目)

今日は、朝7時半に出発し、板門店に向かう。私にとって今回の旅のメインイベントである。朝の平壌市内、通勤途中の人が行き交う。その中で、日本にはない、びっくりする光景を見た。道路沿いで20名を超える女性集団が一斉に大きな赤旗を振っている。

案内員さんに聞くと「主婦応援隊」との事。外に働きに出ない主婦が朝出勤途中の労働者を応援しているとのこと。
主婦応援隊の他、「楽団応援隊」も見られました。


仕事前に、あれだけ応援されたら、労働者の皆様、頑張らざるを得ません。私の出勤風景とは大違いです。
20分も車を走らせると、平壌郊外にでます。一面畑です。

農繁期には、都市住民も泊まり込みで田舎の応援に行くそうです。案内員さんは、共和国では、それなりの地位の人なのですが、同様に応援に行くそうです。
我々が乗ったマイクロバスは、一路、南の板門店へ向けて高速道路をひた走るわけですが、道路状況の悪い箇所が頻繁に見受けられます。


こんな所を通過するとき、おしゃべりしていたら、舌を噛みました。スーパーマリオの世界。車飛び跳ねます。
 3時間弱で、板門店に到着。撮影は、かなり制限された状況になる。途中、マイクロバスに6人の兵士が乗り込む。案内役の将校(中佐)以外は、黒サングラスをした屈強な若い兵士である。一気に緊張感が高まる。手を見ると、人間の拳がこんなになるのかと思うくらい、拳のあちこちにタコができており、相当訓練されていることが見て取れた。
 非武装地帯に入るゲートをくぐり、数分で板門店軍事境界線に到着。停戦協議を行った建物や、実際に調印した建物は、記念館としてそのまま保存されている。説明は、「アメリカが停戦して欲しいと言ってきたので、私らが出向くのではなく、こちら側に来てもらって、停戦を行った」という論調であった。


 その後、軍事境界線に移動。青い国連色の建物は、テレビや映画でおなじみ。私は、10数年前、一度、南の施設からこの軍事境界線を眺めたことがある。北側から見ることができたという事に感動を覚えた。南側(韓国側)には、たくさんの観光客がいるのが見える。目の前に民族分断の現実の光景が広がる。無論、歴史は、単純な「たら…」「れば…」では、語れないことは、重々承知の上で、日本との合併がなかったら…、後、1週間、日本の降伏が早かったら…、という想いが巡る。
 

 板門店の帰りに、開城に寄る。開城は、近時、韓国との共同事業で、開城工業団地があることで知られる(現在、共同事業停止中)が、朝鮮戦争の際、爆撃等戦禍に見舞われておらず、昔の貴族(両班)の家の街並みが残っている。

旧両班の屋敷の一つで、昼食を取る。伝統的貴族の朝鮮料理。小さなお皿が並び、素材を生かした料理で、日本人の口にも合う。朝鮮人参のは蜂蜜漬けは、珍味であった。


 その後、平壌に戻る途中、昔の王様のお墓を観光。

山の中、観光客誰もいない。現地のガイドさんから、お墓についての一通りの説明があった後、「朝鮮人は、お墓をあばくことは、信仰的なものから絶対にしない。学術目的と称して、日本軍は、お墓の一部を爆破し、中から出てきたたくさんの品を運び出し、日本に持って帰った。それが今も返っていない。それらは、朝鮮民族の心である。石炭や鉄といった物ではない。それが、今、日本の博物館などで飾られている事実を日本の皆様には考えて欲しいとの説明を受ける。心にずっしりと響く重みのある言葉であった。
 人なつこい犬が寄ってきたので写真をパチリ。

この犬は、墓守なのかな?

平壌に戻り、夕食。平壌駅前の日本の朝鮮総連が経営するというレストランに行く、日本食もあり、お好み焼きが大阪の味であった。


共和国のマッコリはうまい。いっぱい飲んで、就寝。4日目終了
(つづく)

GWに北朝鮮に行ってきました~その3~(2019.5.17)

(3日目)
実質的な平壌観光1日目である。
朝から万景台の金日成主席生家を見学(訪問)する。ある意味、この旅で一番、強い衝撃を受けた。野球で言えば、プレイボール直後第1球目にホームランを打たれた様なものである。事前に正装でという要望が入っていたので、どんな所に行くかと思えば、大きな公園の様な所の駐車場、10時前というのに、多くのマイクロバスが泊まっている。観光客ではありません。共和国の人がいっぱい。100人位の集団が沢山、整然と整列しています。男性は、シワ一つついてない、ピシッとした人民服にバッジ。女性も、チマチョゴリやスーツの正装。手には、花を持っています。その集団が、60メートル~100メートルの一定の距離を保ちつつ、整然と行進しています。駐車場から目的地の生家まで、1キロほどあるのですが、お話をするのでなく、無言で行進しているのです。聞けば、共和国の人は、職場単位、地域単位で定期的に訪れるそうで、日本のお伊勢参りに近いものかとは思いますが、その荘厳な雰囲気は、日本ではありえません。毎日、何千人の集団がこうして参拝(?)しているそうです。私たちも、無駄口をすることなく、黙々と歩きました(ただ、我々は、整然とではなく、バラバラ歩いている感じ)。正直雰囲気が怖くて、カメラを直接集団に向ける事ができず、後ろ姿とスマホ見るふりをしての隠し撮りが限度です。

途中の庭園は、とても立派です。

しかし、目的地は、正直、私の感想は「ウーン、ここ?」という感じ。生家の復元でしょうが、新し過ぎて、生家と言われてもピンと来ません。ガイドさんから幼少期の金日成主席やご家族の生活がどうだったかの説明がなされました。貧しくても頑張り屋さんで革命意思を熟成させていた事を言っていた様に思います。ここに毎日大勢の人がお参りするのか…。確かに、共和国の方々にとっては神聖な場所なのでしょうが……(文中「……」とあるように言葉にできない雰囲気です)。花は、近くの銅像に捧げる様ですが、我々はそこには寄りませんでした。近寄りがたい雰囲気がありました。

午後は、街の見学。高さ170メートルの主体(チュチェ)思想搭の展望台(150メートル)からは、街が一望できます。

平壌は、名前の通り、川に囲まれた平坦な土地です。大きな建物やスタジアムなど、立派な建物が360度並んでいます。日本の事前の情報では、張りぼて建物がいっぱいということでしたが、到底張りぼてとは思えません。かなり立派な建物が建ち並んでいます。

ただ、全く都会特有の雑然さが無く、整然としすぎという感はあります。

その後、ムンス遊泳場(屋内プール)も案内されました。正面入り口は、写真厳禁。金正日総書記がまるで浜辺に立っているかのように見えるようにアートした像があります。
監視員さんが警備しており、カメラさえ向けることはできませんでした。屋内プールは、スライダープールもある巨大施設。ショッピング街も併設されています。飲食街プールバー、ゲームセンターもあります。映画「フラガール」の舞台となった茨城県のハワイアンセンターと似ています。とにかく広い。多くの人が楽しんでいましたが、果たして、この立派な施設をどういう人が利用できるのかなあ。



 施設のバーでビールを飲む。施設の中は常夏。のどが渇き、ビールが旨い。
 
その後、昨年オープンしたというデパート見学。エスカレータからして人いっぱい。テレビも種類が多く、時計や、鞄、衣服の外国ブランド品も並び、最上階には、フードコートもある。日本の中規模都市にあるデパートの雰囲気である。

1階の食料品コーナーは、豊富に商品が並び、買い物をしようかと思いましたが、人がいっぱいレジ(10台くらい)に列をなしている状況をみて、買うのを諦めました。

これを、我々数少ない観光客へのパフォーマンス為に、「動員」したとは思えません(もしそうだとしたら、それこそ、ただ事ではありません)。
 どういう人がこのデパートを利用できるのかなあ~と思いつつ、その場所を後にしました。
夜は、えーと何食べたかな、お腹いぱっい食べて、酔って爆睡。

(4日目はつづく)

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GWに北朝鮮に行ってきました~その2~(2019.5.15)

10連休明け、流石に仕事がたまっており、まとまった時間が取れず、空き時間に少しずつ、書いていますので、このような分断連載ご容赦ください。

(2日目)
いよいよ、共和国へ向けての出発である。12時半出発のフライトに空港へは、約3時間前に到着。本来ならば、余裕で搭乗できるはず……であった。
ところがである。中国の空港自体にセキュリティの為のチェックがあることもさることながら、高麗航空発券カウンター(2つ)に長蛇の列。なのに、全くと言っていいほど、列は、動かない。見れば、荷物のX線で引っかかる割合が高く、その度、係官がやってきて、荷物のチェックをするので、そうなれば、5分10分平気でかかってしまうのである。カメラのバッテリーで引っかかっている人多かった。梅干しが引っかかり、その説明に苦労している人も見ました。まあ、外人には、プラスチック爆弾の様には見えるのか…。
 フライト時間になっても、我々は、まだ、出国審査を終えていなかったが、聞けば、高麗航空は、絶対に待ってくれるとのこと。
 結局、1時間近く遅れて、出発(←日常茶飯事とのこと)
 機内は、赤の片側3列シート。天井から下りる画面には、プロパガンダ的な画面が流れている。機内食は、ハンバーガー1個とジュース類(アルコールは無し)のみ。

 しかし、噂には聞いていたが、CAさんのレベルの高さには驚いた。ここは宝塚音楽学校?と思えるほど、質素な化粧ながら、容姿端麗、清楚な美しさが漂います。私は、いろいろな国の飛行機乗ってきましたが、断トツで、1番のレベルです。しかし、CAさん写真を撮るのは禁止で、見つかれば、その場で消去を要求されます。
 私は、ハンバーガーの写真を撮るふりをしながら、遠目に一枚パチリ。本当は、アップしたいのですが、ここはプライバシーに関わることですので、ご勘弁ください。

  空から見る共和国の風景。かなり山の上の方まで開墾されています。田植え前なので、茶色の風景が続きます。

 2時間程で、平壌空港に到着。駐機中の飛行機は、あまり多くなく、日本の地方空港の雰囲気でしたが、空港自体はとてもきれいな建物でした。

GWに北朝鮮に行ってきました~その1~(2019.5.14)

皆さん、今年のGW10連休如何お過ごしになられましたか?
私は、ひょんな事から、大阪の民間団体の朝鮮人民共和国への定期訪朝団に参加させて頂く機会を得て、当初予定していたGWのゴルフ三昧旅行をキャンセルし、未知の国へ行く事にしました。ジャーナリストも帯同する真面目な訪朝団に、単に旅行好きなだけのミーハーな私が参加したのです。
平壌で6泊する結構ボリュームのある旅です。先ず、北朝鮮という呼称を日本は使いますが、そのような国名の国は、存在せず、勝手に、北朝鮮という呼ぶ事は、失礼に当たるので、「共和国」あるいは「朝鮮」と呼ぶよう説明会で注意を受けました。(確かに、そういう側面はあると思いますので、以下「共和国」と称する事にします)

(初日) 
GWスタートの一日前、4/26、我々は、関空から北京に入り、一泊しました。これは、日本との国交が無く、平日の金曜に、共和国のビザを北京の大使館で取る必要があるからです。
北京の共和国大使館、かなり分かりにくい場所にあり、探すのに苦労しました(バスの運転手さん道迷いまくり)。

中は、薄暗く、誰もいないロビー正面に大きな絵(共和国の名勝地金剛山、共和国では、このような巨大な風景画が、公的機関の建物でには、必ずある)と卓球台。いくら労働者の国で、職員の福利厚生と言っても、正面玄関に卓球台は如何なものかと思ってしまいます。

普通、ビザは、パスポート冊子部分に貼られますが、このように独立のカードとして渡されます。入国出国は、このカード式のビザに記入がなされ、日本のパスポートには、スタンプ等一切の共和国の痕跡は残りません。このビザは、出国時没収されますので、記念に写真撮りました。
初日は、空港近くのホテルに宿を取り、翌日に備えます(とは言っても、冷えていないビール飲みまくりでしたが…)

(つづく)