残暑とは思えぬ酷暑が続きます。
久々に大学の先輩であるT弁護士とゴルフしました。
このT弁護士私より5歳上なのですが、受験時代から、先輩後輩の垣根を越えたお付き合いをさせて頂いています。
このT弁護士、社会派弁護士で、とても、熱いハートを持っておられます。テレビのニュースにも、頻繁に登場しています。
お話も交渉も非常に上手な方です。
しかし、昔から忘れ物がとても多いのです。一つの事に集中すると全てを忘れてしまうようです。
T弁護士と親交のある者は、誰もがいくつかのエピソードをお持ちで、彼に関しての話になると話題が尽きません。
そんな、T弁護士とのゴルフは、毎回、新たなネタ(エピソード)を提供してくれます。
過去には、大雨の日に、「俺のドライバーがない」と叫ぶT先輩は、ドライバーを傘と間違って、ドライバーを傘の様に立てて握り、ずぶ濡れになりながらドライバーを探していました(その姿は大爆笑もの)。
さて、今回のエピソードお話しましょう。
- キャディーさんのいない、セルフプレーですので、私もですが、時々、ゴルフクラブをコースに置いたまま、次のホールに行ってしまうことがあります。
T先輩は、この頻度が高いので、我々同伴プレー者も気を付けているのですが、我々も、暑さで集中力が欠けていました。T先輩、最終ホールでは、クラブの本数は半分位に減っていました。他のプレーヤーのクラブを借りて、「このクラブいいなあ。俺にぴったり、俺に頂戴」と本人全く気にしていません。 - T先輩がカートに乗る私に、残ヤードを聞いてきました。先輩は、私の位置から10ヤードほど手前にいます。「そうですね。ここからは、90ヤードって出ています」
「ホナ100ヤードやな」「なんでやねん。先輩手前ですやん。足し算じゃなくて、引き算でしょう!(90-10=80ヤード)。」 - とあるホールにて、
ティーアップ時、「おい、このホール長いな、ロングか?」「いえ、ミドルです」
(チョロをして、あまり進まない)「おい、このホール長いな、ロングか?」「ですから、ミドルです」
(更に、チョロをして、バンカーに…汗だくになりながら)、「ここ、ロングやったっけ?」と再び真剣に聞いてくる。「先輩、私、何回、答えなきゃならないですか?」 - とても暑くて、T先輩は、初心者に戻ったようなミスを連発。
その度、T弁護士は、苛立って、「俺は、何をやってるんだ!!」叫ぶ。そして、一呼吸おいて「ゴルフ」と冷静に自分で自分に突っ込みを入れていた。 - ホールアウト時、私が、痛恨の1メートルパットを外す。T先輩は「惜しかったな。これで同点や」と嬉しそう。私も、一瞬、ハンディ18もあげたからそんなものかなと思ったが、計算してみると「28打差」。先輩、思いっきりアバウトである。
かように天然ボケの先輩に、「私もT先輩の様に、物忘れが多くて…。事務所から出発しては、忘れ物で引き返すを繰り返し、なかなか出発できないんですよ。惚けてきたのかなあ」とぼやくと、「それは、俺とは違う。俺は、昔からこんな感じである」と胸を張られた。
- ゴルフの後、T先輩、「金下ろすの忘れた。バッグの宅急便代は、現金しかあかん。お前、2000円貸してくれ」「いいっすよ」
他の同伴者からの忠告「Tさん、すぐ忘れるから今日中にきちんと回収しておくべきですよ」 私「無論です」
帰路、途中で、車を降り、電車に乗る。乗り換えの駅で、T先輩ATM探していると餃子専門店発見。「餃子食べよう」とお店へ。
当然、お代は、私が立て替えた。
お互い、ほどよく、酔っ払い。帰路へ 先輩 「お前は、阪急京都線やな。俺JR、じゃあな」とスタスタ歩いていった。私も「お疲れ様~」
「ん!?」何かおかしい。やられた~回収忘れた~
因みに、T先輩、お金持ってくるのしょっちゅう忘れる人です。その度に、誰かから借りるのですが、金額全然覚えていません。Tさんに、冗談で、この前立て替えた〇〇円、返して」とウソを言っても、「あっそうか」とその金額渡そうとします。
逆に、Tさんは、貸したことも忘れます。ですので、仲間内では、お金を借りるならTさんからが一番いい。と笑い話のネタになっています。
皆から愛されるTさんは、人気者です。