新たなヤミ金手口か「後払い現金化」相談相次ぐ 専門家「法規制を」- 産経ニュース(sankei.com)
今の闇金は、表立って、高金利で貸し出しをしません。やはり、警察の摘発を恐れます。捕まってしまうと商売できないからです。
ですから、実質は、高利貸しでも、形式は、金銭消費貸借の形をとらない方法を取り、摘発から逃れようとします。
いろいろな方法が考え出されては、摘発され、また、新たな方法が考え出されて、また、流行り摘発されるといういたちごっこです。
今回のは、商品を購入するけど、支払いは、後払いでいいですよ。商品のモニターしてくれたら、モニター料支払います。
というもの。
ミソは、
- 売る商品は、売主がそれを失っても、損害が発生しない物。仕入れにお金がかかる場合、踏み倒されたら損害が発生します。
- 購入者(借主)が、なんらかの名目でお金をもらうこと (モニター料とかバックマージンとか)。
- 一定の期間経過後に、代金の支払いをすること。
要は、①に価値はないので、②と③の形式を見れば、お金の流れはお金の貸し借りと同じです。③の支払いがないと会社に催促の電話がかかってきます。
闇金を利用する人は、これが闇金であることを分かって、利用します。目先のお金を手にする事しか考えられない一種のノイローゼ状態ですから、他に合法的な借金の当てがないとき、利用して、後で、ひどい目にあうのです。
病気の者を狙ってしゃぶりつくす。これが闇金です。
この後払い現金化ビジネス、そのうちまた摘発になるでしょう。新たな手口がまた考え出されます。