ウクライナにつきつけたトランプの条件(2025.03.15)

トランプ大統領がウクライナに対して、ウクライナのレアアース鉱物資源開発の権益譲るように迫りました。この報道がなされたとき、誰もが結構エグイ話だなと思いました。弱っている者(ウクライナ)に「助けてほしければ、財産(鉱物)よこせ!」と迫っている様で、鬼畜の様な行いだと誰もが思ったでしょう。

しかしながら、考えてみれば、双方にとって、合理性のある話です。ウクライナにアメリカの資本が入れば、簡単にロシアは侵攻できません。

そして、鉱物資源も、ロシアに接したウクライナ東部にあるのであり、ウクライナが独自開発は元々無理な話らしいですから、ウクライナも開発を進めることができるという意味で合理性があります。

この話を聞いた時、日露戦争終結時の事を思い出しました。日露戦争終結で、満州鉄道の管理経営権をロシアから取得したとき、アメリカ資本が満州鉄道を共同経営しようという話があったのです。日本は、その話を蹴りました。もし、満州鉄道にアメリカ資本が入っていれば、大国アメリカを介することで、ロシアの南下の脅威を防ぐことができたでしょう。大国と国境を接するというのは、小国にとって、すごく、ストレスのかかる話なのです。大国どうしが向き合ってくれれば、そこには均衡が生まれ、仲が悪くとも平和(冷戦)がもたらされるのです。

歴史考察は、「たら」、「れば」という仮定を語ることです。

日本が満州鉄道の権益を独り占めしていなければ、第二次世界大戦に至っていなかったと思います。

日露戦争という莫大な資金を投入してせっかく得た権益を捨てきれない日本政府のケチ臭さが、後に、日本人の多くの命を犠牲にすることの結果となったと思います。

ウクライナの方々、悔しいでしょうが、合理的な選択をし、早く、停戦となり、国の復興に励んで欲しいと思います。

大雪の青森(2025.03.04)

少しちょっと前の話ですが、2月の3連休、冬の青森に行ってきました。実は、私は、青森には、コロナ以降、はまっていまして、夏、冬と訪れています。

水戸に住む元勤務弁護士と青森で合流。青森空港すごい雪です。トラックの高さを超えています。

青森空港

青森空港

青森空港

今回訪れませんでしたが酸ヶ湯温泉は、積雪5メートルを超えているそうですね。

三内丸山遺跡も、ご覧のとおり、雪の中。ボランティアガイドさんも、「本当ならここに、石で囲ったお墓があります」という感じのガイド。

これはこれでとても楽しかった。

三内丸山遺跡

今回の目的地、十和田湖、奥入瀬渓流も、さぞ、大雪であることを予想していたのですが、思ったほどの雪ではありませんでした。

八甲田山の南側は、もう、太平洋気候なのですね。西の日本海側大雪でも、東の太平洋側は晴れている様です。

夜、氷点下の十和田湖の雪まつりを見学、翌日、雪の奥入瀬渓流を散策。天気も良く(青森日本海側大雪警報)、ふかふかの雪がとても綺麗です。とてもリフレッシュしました。



奥入瀬は、春、夏、秋の他、冬もお勧めです。秋は、10万円超える星野リゾートも、冬は、早割2万円程度(ツインをシングル使用)で泊まることができました。