悪質任意整理事件の対策 司法書士会より(2025.06.29)

「過払い調査」などの名目で、多重債務者を集め、手間のかからず、遠方でも対応可能な任意整理に誘導し、多額の費用を取る経済的弱者ビジネスが問題になっています。弁護士会も先日、これに対して、規定の改定がなされましたが、司法書士会も同様に規制がなされました。私の感想としては、このような問題を起こす者は、弁護士より司法書士の方が多いように思います。

監督機能がどうしても司法書士会の方が弱い感じがします。弁護士会は、監督機関はなく、弁護士会が自治として、懲戒しますが、司法書士の場合、法務大臣が懲戒することになるからです。

規定の解説を見てみると、「国が認めた救済制度」「借金減額診断」「借金減額趣味レーター」といった表示を明確に禁じています。

悪質弁護士、司法書士とのいたちごっこは、今後も続くと思います。

改めて、「債務」とか「任意整理」で検索すると、悪質業者のオンパレード状態です。

「減額シュミレーター」比較サイトまであるのには、びっくりしました。まあ、このサイトで比較の対象となっている業者(弁護士・司法書士)は、悪質業者に汚染された者であることが明らかですが…。

電話相談、ネット相談は、要注意です。市役所でもいいですから、地元の弁護士、司法書士に一度は相談ください。 

「債務性事件の処理に関する指針」(司法書士会)

https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/info_disclosure/statement_list/uploads/eef60054829e003e2c157ee6edde90442d7e2ec8.pdf

そして、これに対して、以下の解説が示されています。

https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/info_disclosure/statement_list/uploads/6f22789b1e4102af808796b7761d077cff6b572c.pdf

弟と宝塚歌劇観劇(2025.06.28)

まだ、6月なのに、梅雨明けし、今日はとても日差しもきつく、暑い日でした。

今日は、久々に、弟と宝塚歌劇観劇に行ってきました。弟は、兵庫県に住んでいるのに、一度も宝塚歌劇行ったことがないし、興味もないみたいなことを従前言っていました。たまたまチケットが手に入ったので、弟の還暦祝いだと誘いだしたのです。
宝塚大劇場は、90パーセント女性です。ジジイの二人連れなどいません。(笑)しっかりおしゃれをしてきている方も多く、劇場自体気品にあふれていました。

弟と宝塚歌劇観劇

観劇からの帰途、おやじの聖地、十三のしょんべん横丁で昼のみ。ここは、昼間から酔っ払いで溢れています。ビール片手に、弟に感想を聞くと、フィナーレの背中のふわふわの羽には、とても感動したようです。「羽の大きさは、序列を表すのだな―。縦社会だ」とサラリーマン的感想を言っていました。

前は、あれだけ、興味がないと言っていたのに、随分楽しんだ様で、お土産も買い込んでいました。家族抜きで弟と二人で出かけたのは、小学校以来かもしれません。初老兄弟の平和な休日に乾杯!

頑張れ佐藤蓮!一泊二日ですか??(2025.06.23)

佐藤蓮選手、キャンプでのフォーム改造に失敗し、コントロールが再び安定しないようになり、二軍戦でも大量失点したりしていましたが、フォームを元に戻し、この2試合は、素晴らしいピッチングをしていました。このまま好調を続ければ、そのうち上(一軍)に行けると思っていましたが、22日(日)に突然の一軍となりました。
これで、神ドラフトと言われる2020年ドラフトメンバーすべてが一軍にいることになり、ネット上でもかなり話題になりました。

22日の試合は、緊迫した試合で、残念ながら登板なし。ところが、翌朝 なんと、佐藤蓮選手、登録抹消!わずか、一泊二日。

いったい何だったのでしょう。でも、一軍登録されたといくことは、首脳陣、期待していることの証と考えましょう。

蓮選手、今の好調維持して、早く上に上がりましょう。頑張れ佐藤蓮!!

ロッテの応援(2025.06.18)

本日は、甲子園、ロッテとの交流戦に行ってきました。タイガースは、7連敗中 なのに何故かセリーグトップをキープしています。そうです、交流戦、セリーグぼろ負け状態です。だから、阪神ファンの方々、7連敗でも、悲壮感ありません。

今日は、レフト側アルプススタンドから観戦しました。ここからは、ロッテの応援がよく見えます。レフトスタンドの一画がロッテファンのスペースとなっています。

甲子園は、阪神ファンの黄色でグルっと囲まれている中、ちょこっとのスペースがなんと、真っ黒なのです。ロッテのスペースは全員が黒のビジターユニフォーム着ているからです。ロッテの応援団すごい団結力です。攻撃中は、サッカーのネット裏のように、歌いながら飛び跳ねています。迫力も凄いですね。周りの阪神ファンも驚いて、結構写真撮っていました。7回のロッテのチアガールのダンスも奇麗でした。

ロッテの応援

試合は、タイガースが8対1の大勝。佐藤輝のホームランも見れたし、よかったです。私は、上本コーチからもらったTシャツ着ての応援でした。

帰りは、ヘベレケに、酔っぱらった友人を抱えての帰宅となりました。

東京海上の弁護士特約の問題点(2025.06.11)

本日のブログは、「ぼやき」ブログに分類するか迷いました。ただの「ぼやき」ではなく、真剣に問題提起したいと思います。

対人賠償、対物賠償、各社保険会社大きく変わりません。大きく差があるのは、弁護士費用保険特約の内容です。契約時、しっかり、保障の内容を理解して契約するべきですが、明らかに制度として合理性のないものも多くあります。私は、東京海上の弁護士費用保険特約は、欠陥のある特約と考えています。

弁護士費用特約について、多くの保険会社は、LACという弁護士会と連携した制度に加入しており、統一的な運用がなされています。しかし、国内最大の損害保険会社である東京海上の弁護士費用特約は、他社とは異なり、独自のものです。他社の弁護士特約も問題点があるのですが、これはひどいなと思う3つを考察したいと思います。

1.着手報酬方式のみで、タイムチャージ方式は無いこと
2.事実上1審分しかでないこと
3.弁護士変更があっても②の基準を超えた場合、契約者の負担となること

1.については、タイムチャージを不正利用や濫用する弁護士も存在することから、分からないでもありません。わざとゆっくり事件処理したり、無駄なことをわざとしたり、嘘の報告をする弁護士が現実存在しますので、保険会社としては、こういう対応もありでしょう。しかし、物損で過失割合が問題となる少額案件の場合、弁護士は、受けることに躊躇します。

2.については、無駄な控訴を回避するという意味はあると思います。逆転の可能性が無い案件を敢えて控訴することにより、弁護士費用を稼ごうとする悪質弁護士を排除することができます。しかし、弁護士としては、本当に控訴が必要な場合でも、控訴によりUPが図れない場合、只働きを覚悟しなければならず、とても辛いものになります。また、なによりも辛いのは、1審100パーセント勝った場合に、相手が控訴した場合、無料で、対応しなければならないという事です。他の保険会社では、きちんと控訴審は、別に着手金をもらえます。

3.については、大きな問題と思います。弁護士と依頼者あわないこともあります。変な弁護士もいます。そんな弁護士が、保険会社から紹介された弁護士の時もあります。そんなとき、弁護士変更する場合、すでに、支払った前任弁護士費用は、出ません。すなわち、着手金ゼロです。更にひどいのは、控訴審の場合です。②で述べたように、控訴で結果を出さない限り、只働きになるので、弁護士としては、控訴をしたくないと思うのが普通です。では、弁護士変えて控訴したいと思っても、1審で報酬発生していますので、後任弁護士は、着手金ゼロで報酬も結果を出さない限りゼロです。控訴審の逆転は元々難易度高いので、結局、只働きの可能性が高いです。これでは、弁護士誰も請けません。依頼者にとっては何のための弁護士特約かということになります。

ガラポン好き(2025.06.07)

昨日、夕方 事務員さんから 「先生〜 駅でチリンチリンやってますよー」とのLINEが、来ました。

勿論、私は知っています。駅ビル商店街が今週やっている福引です。駅ビル改修で、閉店セールしていて、私は、カバンとか買いましたから、今回は結構福引の権利あります。

先日◯オンのお楽しみくじが廃止されたことを書きました。早速、何人から 残念ですねーとのお言葉をいただきました。私は くじ引きが大好きです。でも ギャンブルは嫌いです。ギャンブルは、お金を払って 賭けをすることです。くじ引きは、商品購入のおまけです。当たれば儲けものの軽い感覚です。運試しなのです。

福引はグルグル回すガラポンが好きです。めくる方式はもう一つです。ガラガラ ポトリ の音がなんとも言えません。

このガラポン、一回転で一つしか出てきません。どういう構造か調べてみました。最下点に玉が一個を通る位の穴の筒があって、いくつかの玉をすくい、ぐるっと270度回転した位置で、重力で一個だけ玉を通す弁が下りて、その結果、一個の玉だけ落ちる構造の様です。面白いこと書いていました。当たりの玉は少し重くしている場合が多いとの事。どういう原理かというと、流体の中では、重いものは上に浮き上がります。地震の時の流動化現象で、地中の重いものが浮きあがって地表に出てきますね。玉も多数あるとガサガサ動かすと重い玉は上の方、すなわち、ガラポンの中心近くに上がってきます。ガラポンの構造上、底の玉を拾いますので、重い玉はずっとガラポンに残ったままということになります。ですから、ガラポンは、当たり玉が底にくる確率が上がる玉の少ないときがねらい目とのこと 玉いっぱいの朝一番は、ダメです。

私は、この理論に従って、夕方、挑戦しました。6回回しましたが、6連敗。6個のポケットティッシュでした。残念。ありゃ、もともと当たり入っていないね。(と思う私でした)

韓国大統領選挙について思う事(2025.06.06)

韓国大統領選挙が終わって、3日が経ちました。キム候補支持派の方々もその結果を受け入れ、現在、平穏に政権移譲がなされる雰囲気にあります。

これにより李在明大統領の独裁が始まるのではないかという危惧もされていますが、独裁という言葉を使うことはともかく、政府の意思決定の速度が速まり、政府の動きが速くなるという効果はあると思います。意思決定の迅速化は、権力の暴走がない限り、とても有用なことです。政府が何も決定できないとき、民衆は、一発打開のヒーローを求め、独裁者を生み出すのです。

ただ、暴走は、つきものなのです。暴走を止めるシステムがないと、民主主義は民主主義により葬られてしまうのです。ナチスは、民主主義の過程で生まれたことを忘れてはなりません。憲法学的な話になりますが、ドイツは、民主主義に一定の制限を設けています。なんでも自由な表現が許されている訳ではないのです。憲法の根幹を失わせる表現を制限します。「闘う民主制」と呼ばれています。これに対して、日本は、表現の自由、結社の自由は、厚く保護されており、国民の自制を信頼するシステムです。依然も書きましたが、韓国憲法には、大きな欠陥があると思います。解散権の導入、定期的な審判ではなく、いつでも民意の審判を受ける可能性がある場合、暴走を防ぐことができ、自制された政治運営がなされると思います。

選挙で当選された人は、「全国民の代表(大統領)」なのです。支持者の代表ではないのです。選挙が終われば、ノーサイドがルールです。

韓国の今後の政治に於いて、韓国時代劇ドラマの様な反対派への粛清みたいなことが起こらないことを期待したいです。

令和の米騒動について思う事(2025.06.02)

連日コメ不足のニュースが流れています。特に、大きな天候異変があったわけでもないのに、なぜ、昨年来コメ不足が叫ばれるのでしょうか。

原因について、いろいろ言われていますが、これという理由が見当たらない気がします。買占め説もありますが、保管が難しくリスクのあるコメを買い占める者など本当にいるのか私は疑問です。

私は、1970年代のオイルショック時のトイレットペーパー騒動をつい思い出してしまいます。結局のところ、各家庭が不足するだろうと買いだめに走った結果ものでした。

今回のコメ騒動があってから、各家庭微妙に買い置きしていませんか?私の家でも普通に普段より少し多く、買い置きとなっています。この各家庭の少しずつが問題ではなかろうかと思います。皆さんの家も、いつもより多くなっていませんか?私の家は、玄米で購入しているので、いくぶん保存がきき、味が落ちるまでの時間はあると思いますが、精米を購入している方は、たくさんあっても味が落ちたり虫がわいたりするだけだと思うのですが…

政府は、備蓄米を放出して、いつでもお米を買えるという安心感を作出し、消費者が、本来の需要行動になるように誘導しようとしています。

しかし、マスコミは、煽ることはばかりして、米騒動を助長している気がします。もっとも、人間、同じ話題には飽きがきて、マスコミも違う話題を探すようになります。そうなれば、今回の米騒動も自然鎮火し、もし、本当に、買い占めている人がいれば、その人は、大損をすることになるでしょう。

日本人って、今まで、お米の消費量がどんどん減っているのに、こういった話題にはすぐ飛びつくのですね。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の一節の中に、「一日4合の玄米と味噌と少しの野菜を食べ」というくだりがあります。質素な暮らしをあらわしたところです。1日玄米4合ですよ!すごい量と思いませんか?4合など私なら2,3日はもちますね。

あと、お米にまつわるお話として、お米は、保存食です。だから、昔は、お米がお金の様な役割がなされていたのですね。物々交換の材料としてとても便利でした。魚や野菜は、途中で商品価値が失われる可能性があります。紙幣の信用などフィクションですが、米は最後生存のための手段として、それそのものに対して価値があった。

そして、昔の人は、新米などは食べなかったそうです。天変地異の不作による飢餓対策として、新米は、村の倉に保存され、3年程経つと、それは食料に回していたそうです。共同体が生き延びる手段として、保存食としてのお米があったのです。

ただ、本当に不足のとき、外国からも自由に買える今の時代に、マスコミに煽られて各家庭が保存行為に走ることがいかに馬鹿げたことか考えて欲しいと思います。