韓国の恩赦(2025.08.16)

8月15日、日本の終戦記念日、韓国の「光復節」、韓国では、恩赦がなされました。

すると驚くのが、大統領と関係する人への恩赦が多数なされていることです。あれだけ長い裁判かかったのに、簡単に刑は無かったことにしちゃうんですね。まるで、韓国時代劇ドラマを見ている様です。

これじゃあ、司法ってなんなんだろうと思います。恩赦は、政治犯に限るべきと思います。「詐欺」などの一般犯罪に関しては、極めて限定運用がなされるべきだと思います。政治家が不正な悪いことしても、ボス(大統領)が助けてくれるというのでは、法治国家ではなく、人治国家です。

以前、大統領弾劾の問題のとき、かの国は、憲法の勉強材料をいろいろ提供してくれる国であると書きましたが、改めてそう思います。

終戦の日に思う事(2025.08.15)

8月15日、日本がポツダム宣言を受け入れて80年が経ちました。降伏調印をしたのが9月2日なので、厳密な意味での終戦ではなく、事実上の終戦ともいえます。

この時期になると戦争の悲惨さを伝えるできごとをテレビ番組などで、頻繁に取り上げられたりしています。戦争の悲惨さを伝えることはとても大切で良いことだと思います。

ただ、私は、いつも思うのです。何故、日本は戦争するに至ったのか。この議論なしに、単に「戦争反対!」を唱えても無意味と思います。今の日本に「戦争賛成」と言っている人などいるのでしょうか。「戦争は、話し合いで解決を目指す」というのは当たり前の話であり、話し合いがつかないときどうするかが問題と思います。ガンジーが唱えた「無抵抗・非服従主義」で対処すべきというのでしょうか。話し合いが通じ合わないことなど、よくある事であり、むしろ、普通の事です。国家は、組織です。自分の意見とは違った方向に進むことなど普通なのです。戦後教育では、戦前の日本は、地球侵略を狙うショッカー(仮面ライダー)の様な扱われ方とします。しかし、そんなことは無かったことは誰が考えても分かります。そんな単純なものではないのです。「軍部の独走だ」という単純な言葉で処理してはいけないと思います。そういう事の研究や学びがあってこそ、「戦争回避(反対)」を実現できると思います。

高校野球 広陵高校 出場辞退について思うこと(2025.08.13)

今回の広陵高校騒動について、私は、マスコミの態度に対して、大いに疑問を投げかけたい。

出場辞退までのマスコミの報道は、騒動を煽っているとしか私しには、思えなかった。形式的には、SNSでこんな事言われているみたいなことを報道している形を取るが、こればかり繰り返すと、辞退しないことが悪であるかの様な印象ができあがってしまう。

大事にすることによって、転校した少年、加害に加わった少年に大きな心を傷を残す結果となったであろう。おそらく、当事者は、そうっとしておいて欲しいと思っていたのではなかろうか。周りが興味本位の正義感を振りかざし、出場の妥当性を議論すべきであったのであろうか。

マスコミは、あれだけ、煽っていながら、広陵高校の出場辞退となると、一転、辞退に追い込むことはいいのか?とこれまた、正義感を振りかざした論調を展開している。あれだけ、煽っておいて、それかよ〜。まさに、大阪人流「知らんけど」の世界である。

SNSの炎上など、顔の見えない無責任な発言が展開されているだけ。それを報道する必要もない。報道することは、炎にガソリンを注ぐに等しい。

精神的発達段階にある少年には、いろいろな問題も起こる。最初から聖人を求めるのは、間違っている。道を誤っても、元に戻るルートを大人が示してあげればいい話。懲罰を与えることは、決して良い解決とはいえない。

高速道路、はみ出し停止車両との追突【320】

神戸地裁令和5年7月12日判決
自保ジャーナル2176 86頁

【事案】
夜間、タイヤがバーストして、第1車線に30センチはみ出して路肩に停車中のX大型貨物車にY大型貨物車が追突。

路肩は十分な幅員なし 夜間停止表示機材の設置なし ハザードランプ点灯

高速道路、はみ出し停止車両との追突

【裁判所の判断】
X(25):Y(75)

【考察】

【320】の基本割合は、X40:Y60である。

【320】は、被追突車両Xに高速道路上で停止に至ったことになんらかの帰責事由がある場合の類型である。

タイヤバーストも事前の整備不良や過重量が原因と思われ、この類型に属する。

停止表示器不設置と②路肩避難措置どちらか一方の不措置は、この基本割合に含まれる。両方の場合は、Xに10の修正がなされる。

本件は、路肩に寄せたが、路肩の幅が十分でなかったことより、はみ出していたのであり、②の路肩避難措置はなされてていたと評価し、―10修正はなされていない。

他方、追突車両は、ハザードランプを見落とすものであり、修正+10~20がなされる。

本件では、+15の修正がなされ、追突車両に75の過失を認めたものと考えられる。