韓国の恩赦(2025.08.16)

8月15日、日本の終戦記念日、韓国の「光復節」、韓国では、恩赦がなされました。

すると驚くのが、大統領と関係する人への恩赦が多数なされていることです。あれだけ長い裁判かかったのに、簡単に刑は無かったことにしちゃうんですね。まるで、韓国時代劇ドラマを見ている様です。

これじゃあ、司法ってなんなんだろうと思います。恩赦は、政治犯に限るべきと思います。「詐欺」などの一般犯罪に関しては、極めて限定運用がなされるべきだと思います。政治家が不正な悪いことしても、ボス(大統領)が助けてくれるというのでは、法治国家ではなく、人治国家です。

以前、大統領弾劾の問題のとき、かの国は、憲法の勉強材料をいろいろ提供してくれる国であると書きましたが、改めてそう思います。

終戦の日に思う事(2025.08.15)

8月15日、日本がポツダム宣言を受け入れて80年が経ちました。降伏調印をしたのが9月2日なので、厳密な意味での終戦ではなく、事実上の終戦ともいえます。

この時期になると戦争の悲惨さを伝えるできごとをテレビ番組などで、頻繁に取り上げられたりしています。戦争の悲惨さを伝えることはとても大切で良いことだと思います。

ただ、私は、いつも思うのです。何故、日本は戦争するに至ったのか。この議論なしに、単に「戦争反対!」を唱えても無意味と思います。今の日本に「戦争賛成」と言っている人などいるのでしょうか。「戦争は、話し合いで解決を目指す」というのは当たり前の話であり、話し合いがつかないときどうするかが問題と思います。ガンジーが唱えた「無抵抗・非服従主義」で対処すべきというのでしょうか。話し合いが通じ合わないことなど、よくある事であり、むしろ、普通の事です。国家は、組織です。自分の意見とは違った方向に進むことなど普通なのです。戦後教育では、戦前の日本は、地球侵略を狙うショッカー(仮面ライダー)の様な扱われ方とします。しかし、そんなことは無かったことは誰が考えても分かります。そんな単純なものではないのです。「軍部の独走だ」という単純な言葉で処理してはいけないと思います。そういう事の研究や学びがあってこそ、「戦争回避(反対)」を実現できると思います。

高校野球 広陵高校 出場辞退について思うこと(2025.08.13)

今回の広陵高校騒動について、私は、マスコミの態度に対して、大いに疑問を投げかけたい。

出場辞退までのマスコミの報道は、騒動を煽っているとしか私しには、思えなかった。形式的には、SNSでこんな事言われているみたいなことを報道している形を取るが、こればかり繰り返すと、辞退しないことが悪であるかの様な印象ができあがってしまう。

大事にすることによって、転校した少年、加害に加わった少年に大きな心を傷を残す結果となったであろう。おそらく、当事者は、そうっとしておいて欲しいと思っていたのではなかろうか。周りが興味本位の正義感を振りかざし、出場の妥当性を議論すべきであったのであろうか。

マスコミは、あれだけ、煽っていながら、広陵高校の出場辞退となると、一転、辞退に追い込むことはいいのか?とこれまた、正義感を振りかざした論調を展開している。あれだけ、煽っておいて、それかよ〜。まさに、大阪人流「知らんけど」の世界である。

SNSの炎上など、顔の見えない無責任な発言が展開されているだけ。それを報道する必要もない。報道することは、炎にガソリンを注ぐに等しい。

精神的発達段階にある少年には、いろいろな問題も起こる。最初から聖人を求めるのは、間違っている。道を誤っても、元に戻るルートを大人が示してあげればいい話。懲罰を与えることは、決して良い解決とはいえない。

高速道路、はみ出し停止車両との追突【320】

神戸地裁令和5年7月12日判決
自保ジャーナル2176 86頁

【事案】
夜間、タイヤがバーストして、第1車線に30センチはみ出して路肩に停車中のX大型貨物車にY大型貨物車が追突。

路肩は十分な幅員なし 夜間停止表示機材の設置なし ハザードランプ点灯

高速道路、はみ出し停止車両との追突

【裁判所の判断】
X(25):Y(75)

【考察】

【320】の基本割合は、X40:Y60である。

【320】は、被追突車両Xに高速道路上で停止に至ったことになんらかの帰責事由がある場合の類型である。

タイヤバーストも事前の整備不良や過重量が原因と思われ、この類型に属する。

停止表示器不設置と②路肩避難措置どちらか一方の不措置は、この基本割合に含まれる。両方の場合は、Xに10の修正がなされる。

本件は、路肩に寄せたが、路肩の幅が十分でなかったことより、はみ出していたのであり、②の路肩避難措置はなされてていたと評価し、―10修正はなされていない。

他方、追突車両は、ハザードランプを見落とすものであり、修正+10~20がなされる。

本件では、+15の修正がなされ、追突車両に75の過失を認めたものと考えられる。

タイガースマジック点灯! 早すぎまっせ(2025.07.30)

本日は、甲子園に行っていました。連日猛暑が続き、甲子園も暑さを覚悟していましたが、今日は、風があり、思ったより過ごしやすかったです。

しかし、これだけゲーム差があると、私としては正直白け気味。心から楽しむ事ができません。ゲームも淡白な進行で、盛り上がりません。

8回に帰路につきました。

タイガース勝って、ドラゴンズ負けて マジックでました。39。まだ、7月ですよ。この間、オールスター終わったばかり。8月優勝しちゃいませんか?

でも、甲子園は、連日満員です。チケットは売り切れですので、優勝決まっても満員かもしれませんね。

タイガースマジック点灯! 早すぎまっせ

2025年参議院選挙 結果(2025.07.24)

2025年参議院選挙が終わりました。大方の予想通り、自民、公明 惨敗 参政党大躍進の結果になりました。

選挙後半、そして、選挙後もマスコミによる参政党パッシングとも取れる報道には驚いています。その内容みると直接演説なりの内容を聞くことなく、批判報道の内容を元に同党の主張を「〇〇というものだ」と決めつけて批判しているように感じました。

議論するときは、必ず、元を確認しないといけません。学者も「また聞き」を引用しての論文は評価されません。たとえ時間がかかる作業だとしても、きちんと、元を確認するべきだと思います。「切り取り」報道は、情報操作の典型的な手段です。

今回の選挙、転換点ではないかと思います。これからの選挙活動は、名前の連呼と握手では、ダメだと思います。短いニュースではなく、ユーチューブなどを通して、時間をかけて、批判を恐れず、個別の具体的政策をしっかりアピールして、有権者の心に訴えることが大切と思います。

そして、ディベート能力も大切だと思います。当たり障りのないウニャウニャした内容の答弁は、誰も聞いてくれません。短く、原則、例外 その基準、根拠を示していく必要があると思います。

宝くじ 当たったのですが…(2025.07.17)

机の上の整理をしていると年末ジャンボの宝くじが出てきました(50枚)。確か、すでに確認済で、末等300円以外当たりはなかったとの記憶。

昼食に出たついでに、宝くじ売り場に持っていきました。1500円(300円×5枚)と思っていたら、7500円となっています。見ると3000円(5等)が2つも当たっていました(3000円×2枚)。3000円は、100枚に1枚しか入っていないのですから、50枚中2枚は、大変ラッキーということになります(通常の確立の4倍)。

なんだかうれしくて、事務員さん達に話しました。

小生:「宝くじ当たったー」

事務員さん:えー いくらですか?

小生:「3000円が2枚」

事務員A:(なーんだ…という表情) 「100万円位なら特別ボーナスって期待してしまいました」

小生:「でも、100枚で1つなのに、50枚で2つはすごくない?普通の4倍だよ」

事務員B:「結局、収支はどうだったのですか?」

小生:(胸を張って) 「1万5000円投資で7500円の回収!50%も回収したってすごくない⁈」

事務員B:(パソコンでサッサと検索) 「宝くじの還元率は、46.9%らしいですよ。あんまり変わりませんね。結局、損しているし、喜ぶことなんでしょうか」

小生:(正論にがっくり…) 「参りました」

今回、参議院選挙は、すごいことになりそう(2025.07.16)

連休中用事があるので、期日前投票に行ってきました。 

今回の選挙は、依然と随分違う雰囲気があります。若者の政治意識の高まりがすごく感じします。

参政党の勢いすごいですね。皆不安なんですね。このままだと日本がジリ貧になることを感じています。

代表の神谷宗幣氏とは、20年程前、彼がまだ吹田の市会議員の時に、何かしらの会合でお会いし、お話をしたことがあります。

若い市会議員ながら、しっかりした意見を持っていた方でした。彼の歴史YouTubeは、とても勉強になり、ほとんど、みたと思います。

私は、各党の街頭演説状況をYouTubeでみたりしています。しかし、多くは、名前の連呼と「国民目線の政治」「経済力向上」「少子化対策」…をしっかりします。という抽象的な話ばかりです。逆に言えば、総論としては、どの党もほとんど同じことを言っています。各論が大事だと思います。

人に説得力を持たせるには、個別の政策の「必要性」の論証と「許容性」の論証が不可欠です。お題目の連呼ではだめです。

必要性とは、立法事実の事です。具体的にこんな困った事象が起こっている、または、起こる可能性が強くあるという規制を根拠づける必要性があることが示されないといけません。抽象的な危険性や理想を語るだけでは規制の根拠とはなりません。

そして、「許容性」とは、そういう目的の下、こんな方法をとっても大丈夫か、許容範囲内かという議論です。

例えば、多くの予算を伴う政策を行ったとして、財源をどうするのか、この政策によって、影響が及ぶ事柄が、この程度は仕方ないというレベルで収まるのかと言ったことです。

単に「〇〇を頑張ります」「ピンチなんです。助けてください」みたいな街頭演説は、不要ですので、個別政策を、この「必要性」と「許容性」とともにアピールしていただきたいと思います。

侍タイムスリッパー(2025.07.14)

連日暑い日が続きます。大阪上空は、昨日の土曜日と本日、関西万博イベントでブルーインパルスが飛んでいます。

この暑い中、見る方も大変です。

そんな中、自主映画なのに賞まで取った映画「侍タイムスリッパ—」を十三のミニ映画館で観てきました。

前々から行きたかったのですが、なかなか都合がつかず、やっと観ることができました。

ロケ地は少なく、極めて低予算であることが判る映画ですが、内容はとても濃い。とても面白い映画でした。次の金曜ロードショーで放映されるようです。このブログ書くにあたって検索したら、そのことが判って、ちょっと、勿体なかったかなとは思いましたが、やはり、劇場での観ることは、音響といい迫力が違うと思います。通常のコメディ映画とは違う、何か信念が貫かれており、人に感動を与える作品でした。

是非、皆さん、次の金曜ロードショー録画するなどして観てください(劇場もいいですよ)。

侍タイムスリッパー

悪質です。支払い代行サービス(2025.07.11)

最近、「支払い代行サービス」なる広告をネット上でよく見るようになりました。

多重債務者に対して、振り込む作業を代わってしますよというサービスです。

多くは、債務整理とセットになっています。借金が減って、その後の返済も代行します。というものです。

支払い代行の多くは、1件当たり1000円手数料を取ります。振込手数料は、ネット上では、同じ銀行では、無料、他行でも200円しませんので、1件当たり、800円の利益はあることになります。おそらく、手作業ではなく、システム化されているでしょうから、一瞬の作業で800円の利益が生まれます。5件では4000円。すごい効率のいいシステムです。

まず、任意整理の高額手数料で多重債務者を食い物にします。債権者に対する支払いをストップさせて、そのお金を毎月、弁護士や司法書士に預ける(支払う)ことをさせます。多重債務者の多くは、契約内容を吟味することなく、サインなどをしてしまいます(サインなどもない場合も多数)。

高額な任意整理手数料を取ったあげく、支払い代行で荒稼ぎします。

考えてもみてください。5000円払うのに手数料1000円ですよ。これでは、月20パーセントの利率ですので、元の利息の方が安い。

多重債務者の支払いが滞ると、即、契約解除です。滞納するような手間のかかる客は切り離しです。クライアントの事情など聴くことはなりません。あくまで、効率重視です。

ネットを見てみると「支払い代行サービス」を比較するみたいなものも出てきます。さも、各社いいですよという内容になっています。比較された対象の業者は、ほぼ、間違いなく、裏の者の手にかかった業者です。まあ、そもそも、「支払い代行」を扱う業者自体が悪質業者ですが…。

私は繰り返し申し上げていますが、今の時代、任意整理が有効な手段である場合は、極めて少ないのです。任意整理に導く業者は、闇業者に操られる悪質弁護士・司法書士です。

私の事務所では、任意整理の案件は、通常、1件2万2000円オンリーでしています。その程度でも利益はきちんと出せるんです。もっとも、任意性で処理する案件は少ないです。個人再生や破産の手続きでないと債務地獄から抜け出せないケースが殆どです。

今、参議院選挙期間中ですが、是非、このような経済的弱者を食い物にする貧困ビジネスにメスを入れる方が当選して欲しいと思います。

〇オン、お楽しみくじ 令和7年お中元編②(2025.07.01)

(つづき)

お中元購入の後、レシートを以て、領収書を発行してもらうべく、サービスカウンターに行きました。

すると、いきなり、お店の方から、「今年は、1回での購入でしたか?」と聞かれた。

なんと私の分割購入の手口を知っているとは… 「私って有名人?」

店員さん:「はい、有名人です。今年は、来ないねって皆で言ってたんです。もしかしたら、お楽しみくじが無いと勘違いしているんじゃないかって、電話してあげようかって言ってたんです」

なんと、うれしいお言葉、「そう思うなら電話くれよ!」と突っ込みたくなりましたが、私的な事での個人情報利用はご法度です。流石、〇オンさん、コンプライアンスが行き届いています。

「お歳暮、また、お待ちしています」とうれしいお声がけ頂きました。

〇オンの店員さんの方々、今回のブログ、読んでいますか?応援ありがとうございます。お歳暮戦線は、頑張りますよ。ぜひ、1等入れておいてくださいね。

〇オン、お楽しみくじ 令和7年お中元編①(2025.07.01)

先日、「〇オン、お楽しみくじ」が終了したブログアップ致しました。

今年は、面倒な2回に分けての注文もなく、急ぐこともないと思っていて、7月に入って、慌てて、お中元の注文に〇オンに行きました。

いつもの受付終了間際に行きましたので、お客はおらず、店員さんおひとりでした。お楽しみくじが無くなったことの苦情を皮肉たっぷりにいってやろうと思っていたのですが、相手から先制攻撃を受けました。

「あら、太陽さん、今年は遅いですね」会った瞬間、固有名詞が出てくることには驚きだ。

小生:「あれ、僕って有名人?」

店員さん「はい、皆、今年は来ないねって話していました」

私の愚痴モードのスイッチが入りました。

小生:「そりゃ、足も向かんですよ。お楽しみくじ無くなって…」

すると驚きの言葉が

店員さん「えっ、ありましたよ。今年は、2回に分けて、2回目は、4日前に終わりました」

小生:「えー!!マジですか?今年の案内には何も書いてなかったですよ。」

店員さん「申し訳ございません。そうみたいですね。無いと思っておられたお客さんいっぱいいました。」

ガーン!なんと、大きなミス。来るのが遅すぎた。

小生:「しまった。ティッシュ20箱もらいそこねた」

店員さん「いやいや、ティッシュではなく、1等当たっていたかもしれませんよ。残念」

小生(小声で)「一等なんて入ってないし…」

店員さん、「入っていますよ。一人で2つも1等当てた人もいます」

小生:「まあ、客観的な証拠もない証言ですね。信用ゼロです。」

店員さん「そんな事ないですって、そうだ、そうそう、今回の運を持ち越しで、次回大爆発ですよ、1等です。1等」

小生:(でたー!この適当発言!ブログネタに使おう)心の中で叫ぶ

店員さん:「こんなこと言ったら、また、ブログで適当発言ばかりするって書かれちゃいますね」

小生:「なんと、あなたは、私の心を読めるのですか?いま、ネタいただきって思ったところです」

一同大笑い。

残念ながら、今年は、お楽しみくじのチャンスを逃してしまったが、ブログのいいネタを仕込むことができました。

むしろ、お楽しみくじの存続が判って、とても、ハッピーな気分となりました。

私は、本当にお楽しみくじが好きなんだと改めて認識しました。お歳暮シーズンが楽しみです。

悪質任意整理事件の対策 司法書士会より(2025.06.29)

「過払い調査」などの名目で、多重債務者を集め、手間のかからず、遠方でも対応可能な任意整理に誘導し、多額の費用を取る経済的弱者ビジネスが問題になっています。弁護士会も先日、これに対して、規定の改定がなされましたが、司法書士会も同様に規制がなされました。私の感想としては、このような問題を起こす者は、弁護士より司法書士の方が多いように思います。

監督機能がどうしても司法書士会の方が弱い感じがします。弁護士会は、監督機関はなく、弁護士会が自治として、懲戒しますが、司法書士の場合、法務大臣が懲戒することになるからです。

規定の解説を見てみると、「国が認めた救済制度」「借金減額診断」「借金減額趣味レーター」といった表示を明確に禁じています。

悪質弁護士、司法書士とのいたちごっこは、今後も続くと思います。

改めて、「債務」とか「任意整理」で検索すると、悪質業者のオンパレード状態です。

「減額シュミレーター」比較サイトまであるのには、びっくりしました。まあ、このサイトで比較の対象となっている業者(弁護士・司法書士)は、悪質業者に汚染された者であることが明らかですが…。

電話相談、ネット相談は、要注意です。市役所でもいいですから、地元の弁護士、司法書士に一度は相談ください。 

「債務性事件の処理に関する指針」(司法書士会)

https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/info_disclosure/statement_list/uploads/eef60054829e003e2c157ee6edde90442d7e2ec8.pdf

そして、これに対して、以下の解説が示されています。

https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/info_disclosure/statement_list/uploads/6f22789b1e4102af808796b7761d077cff6b572c.pdf

弟と宝塚歌劇観劇(2025.06.28)

まだ、6月なのに、梅雨明けし、今日はとても日差しもきつく、暑い日でした。

今日は、久々に、弟と宝塚歌劇観劇に行ってきました。弟は、兵庫県に住んでいるのに、一度も宝塚歌劇行ったことがないし、興味もないみたいなことを従前言っていました。たまたまチケットが手に入ったので、弟の還暦祝いだと誘いだしたのです。
宝塚大劇場は、90パーセント女性です。ジジイの二人連れなどいません。(笑)しっかりおしゃれをしてきている方も多く、劇場自体気品にあふれていました。

弟と宝塚歌劇観劇

観劇からの帰途、おやじの聖地、十三のしょんべん横丁で昼のみ。ここは、昼間から酔っ払いで溢れています。ビール片手に、弟に感想を聞くと、フィナーレの背中のふわふわの羽には、とても感動したようです。「羽の大きさは、序列を表すのだな―。縦社会だ」とサラリーマン的感想を言っていました。

前は、あれだけ、興味がないと言っていたのに、随分楽しんだ様で、お土産も買い込んでいました。家族抜きで弟と二人で出かけたのは、小学校以来かもしれません。初老兄弟の平和な休日に乾杯!

頑張れ佐藤蓮!一泊二日ですか??(2025.06.23)

佐藤蓮選手、キャンプでのフォーム改造に失敗し、コントロールが再び安定しないようになり、二軍戦でも大量失点したりしていましたが、フォームを元に戻し、この2試合は、素晴らしいピッチングをしていました。このまま好調を続ければ、そのうち上(一軍)に行けると思っていましたが、22日(日)に突然の一軍となりました。
これで、神ドラフトと言われる2020年ドラフトメンバーすべてが一軍にいることになり、ネット上でもかなり話題になりました。

22日の試合は、緊迫した試合で、残念ながら登板なし。ところが、翌朝 なんと、佐藤蓮選手、登録抹消!わずか、一泊二日。

いったい何だったのでしょう。でも、一軍登録されたといくことは、首脳陣、期待していることの証と考えましょう。

蓮選手、今の好調維持して、早く上に上がりましょう。頑張れ佐藤蓮!!

ロッテの応援(2025.06.18)

本日は、甲子園、ロッテとの交流戦に行ってきました。タイガースは、7連敗中 なのに何故かセリーグトップをキープしています。そうです、交流戦、セリーグぼろ負け状態です。だから、阪神ファンの方々、7連敗でも、悲壮感ありません。

今日は、レフト側アルプススタンドから観戦しました。ここからは、ロッテの応援がよく見えます。レフトスタンドの一画がロッテファンのスペースとなっています。

甲子園は、阪神ファンの黄色でグルっと囲まれている中、ちょこっとのスペースがなんと、真っ黒なのです。ロッテのスペースは全員が黒のビジターユニフォーム着ているからです。ロッテの応援団すごい団結力です。攻撃中は、サッカーのネット裏のように、歌いながら飛び跳ねています。迫力も凄いですね。周りの阪神ファンも驚いて、結構写真撮っていました。7回のロッテのチアガールのダンスも奇麗でした。

ロッテの応援

試合は、タイガースが8対1の大勝。佐藤輝のホームランも見れたし、よかったです。私は、上本コーチからもらったTシャツ着ての応援でした。

帰りは、ヘベレケに、酔っぱらった友人を抱えての帰宅となりました。

東京海上の弁護士特約の問題点(2025.06.11)

本日のブログは、「ぼやき」ブログに分類するか迷いました。ただの「ぼやき」ではなく、真剣に問題提起したいと思います。

対人賠償、対物賠償、各社保険会社大きく変わりません。大きく差があるのは、弁護士費用保険特約の内容です。契約時、しっかり、保障の内容を理解して契約するべきですが、明らかに制度として合理性のないものも多くあります。私は、東京海上の弁護士費用保険特約は、欠陥のある特約と考えています。

弁護士費用特約について、多くの保険会社は、LACという弁護士会と連携した制度に加入しており、統一的な運用がなされています。しかし、国内最大の損害保険会社である東京海上の弁護士費用特約は、他社とは異なり、独自のものです。他社の弁護士特約も問題点があるのですが、これはひどいなと思う3つを考察したいと思います。

1.着手報酬方式のみで、タイムチャージ方式は無いこと
2.事実上1審分しかでないこと
3.弁護士変更があっても②の基準を超えた場合、契約者の負担となること

1.については、タイムチャージを不正利用や濫用する弁護士も存在することから、分からないでもありません。わざとゆっくり事件処理したり、無駄なことをわざとしたり、嘘の報告をする弁護士が現実存在しますので、保険会社としては、こういう対応もありでしょう。しかし、物損で過失割合が問題となる少額案件の場合、弁護士は、受けることに躊躇します。

2.については、無駄な控訴を回避するという意味はあると思います。逆転の可能性が無い案件を敢えて控訴することにより、弁護士費用を稼ごうとする悪質弁護士を排除することができます。しかし、弁護士としては、本当に控訴が必要な場合でも、控訴によりUPが図れない場合、只働きを覚悟しなければならず、とても辛いものになります。また、なによりも辛いのは、1審100パーセント勝った場合に、相手が控訴した場合、無料で、対応しなければならないという事です。他の保険会社では、きちんと控訴審は、別に着手金をもらえます。

3.については、大きな問題と思います。弁護士と依頼者あわないこともあります。変な弁護士もいます。そんな弁護士が、保険会社から紹介された弁護士の時もあります。そんなとき、弁護士変更する場合、すでに、支払った前任弁護士費用は、出ません。すなわち、着手金ゼロです。更にひどいのは、控訴審の場合です。②で述べたように、控訴で結果を出さない限り、只働きになるので、弁護士としては、控訴をしたくないと思うのが普通です。では、弁護士変えて控訴したいと思っても、1審で報酬発生していますので、後任弁護士は、着手金ゼロで報酬も結果を出さない限りゼロです。控訴審の逆転は元々難易度高いので、結局、只働きの可能性が高いです。これでは、弁護士誰も請けません。依頼者にとっては何のための弁護士特約かということになります。

ガラポン好き(2025.06.07)

昨日、夕方 事務員さんから 「先生〜 駅でチリンチリンやってますよー」とのLINEが、来ました。

勿論、私は知っています。駅ビル商店街が今週やっている福引です。駅ビル改修で、閉店セールしていて、私は、カバンとか買いましたから、今回は結構福引の権利あります。

先日◯オンのお楽しみくじが廃止されたことを書きました。早速、何人から 残念ですねーとのお言葉をいただきました。私は くじ引きが大好きです。でも ギャンブルは嫌いです。ギャンブルは、お金を払って 賭けをすることです。くじ引きは、商品購入のおまけです。当たれば儲けものの軽い感覚です。運試しなのです。

福引はグルグル回すガラポンが好きです。めくる方式はもう一つです。ガラガラ ポトリ の音がなんとも言えません。

このガラポン、一回転で一つしか出てきません。どういう構造か調べてみました。最下点に玉が一個を通る位の穴の筒があって、いくつかの玉をすくい、ぐるっと270度回転した位置で、重力で一個だけ玉を通す弁が下りて、その結果、一個の玉だけ落ちる構造の様です。面白いこと書いていました。当たりの玉は少し重くしている場合が多いとの事。どういう原理かというと、流体の中では、重いものは上に浮き上がります。地震の時の流動化現象で、地中の重いものが浮きあがって地表に出てきますね。玉も多数あるとガサガサ動かすと重い玉は上の方、すなわち、ガラポンの中心近くに上がってきます。ガラポンの構造上、底の玉を拾いますので、重い玉はずっとガラポンに残ったままということになります。ですから、ガラポンは、当たり玉が底にくる確率が上がる玉の少ないときがねらい目とのこと 玉いっぱいの朝一番は、ダメです。

私は、この理論に従って、夕方、挑戦しました。6回回しましたが、6連敗。6個のポケットティッシュでした。残念。ありゃ、もともと当たり入っていないね。(と思う私でした)

韓国大統領選挙について思う事(2025.06.06)

韓国大統領選挙が終わって、3日が経ちました。キム候補支持派の方々もその結果を受け入れ、現在、平穏に政権移譲がなされる雰囲気にあります。

これにより李在明大統領の独裁が始まるのではないかという危惧もされていますが、独裁という言葉を使うことはともかく、政府の意思決定の速度が速まり、政府の動きが速くなるという効果はあると思います。意思決定の迅速化は、権力の暴走がない限り、とても有用なことです。政府が何も決定できないとき、民衆は、一発打開のヒーローを求め、独裁者を生み出すのです。

ただ、暴走は、つきものなのです。暴走を止めるシステムがないと、民主主義は民主主義により葬られてしまうのです。ナチスは、民主主義の過程で生まれたことを忘れてはなりません。憲法学的な話になりますが、ドイツは、民主主義に一定の制限を設けています。なんでも自由な表現が許されている訳ではないのです。憲法の根幹を失わせる表現を制限します。「闘う民主制」と呼ばれています。これに対して、日本は、表現の自由、結社の自由は、厚く保護されており、国民の自制を信頼するシステムです。依然も書きましたが、韓国憲法には、大きな欠陥があると思います。解散権の導入、定期的な審判ではなく、いつでも民意の審判を受ける可能性がある場合、暴走を防ぐことができ、自制された政治運営がなされると思います。

選挙で当選された人は、「全国民の代表(大統領)」なのです。支持者の代表ではないのです。選挙が終われば、ノーサイドがルールです。

韓国の今後の政治に於いて、韓国時代劇ドラマの様な反対派への粛清みたいなことが起こらないことを期待したいです。

令和の米騒動について思う事(2025.06.02)

連日コメ不足のニュースが流れています。特に、大きな天候異変があったわけでもないのに、なぜ、昨年来コメ不足が叫ばれるのでしょうか。

原因について、いろいろ言われていますが、これという理由が見当たらない気がします。買占め説もありますが、保管が難しくリスクのあるコメを買い占める者など本当にいるのか私は疑問です。

私は、1970年代のオイルショック時のトイレットペーパー騒動をつい思い出してしまいます。結局のところ、各家庭が不足するだろうと買いだめに走った結果ものでした。

今回のコメ騒動があってから、各家庭微妙に買い置きしていませんか?私の家でも普通に普段より少し多く、買い置きとなっています。この各家庭の少しずつが問題ではなかろうかと思います。皆さんの家も、いつもより多くなっていませんか?私の家は、玄米で購入しているので、いくぶん保存がきき、味が落ちるまでの時間はあると思いますが、精米を購入している方は、たくさんあっても味が落ちたり虫がわいたりするだけだと思うのですが…

政府は、備蓄米を放出して、いつでもお米を買えるという安心感を作出し、消費者が、本来の需要行動になるように誘導しようとしています。

しかし、マスコミは、煽ることはばかりして、米騒動を助長している気がします。もっとも、人間、同じ話題には飽きがきて、マスコミも違う話題を探すようになります。そうなれば、今回の米騒動も自然鎮火し、もし、本当に、買い占めている人がいれば、その人は、大損をすることになるでしょう。

日本人って、今まで、お米の消費量がどんどん減っているのに、こういった話題にはすぐ飛びつくのですね。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の一節の中に、「一日4合の玄米と味噌と少しの野菜を食べ」というくだりがあります。質素な暮らしをあらわしたところです。1日玄米4合ですよ!すごい量と思いませんか?4合など私なら2,3日はもちますね。

あと、お米にまつわるお話として、お米は、保存食です。だから、昔は、お米がお金の様な役割がなされていたのですね。物々交換の材料としてとても便利でした。魚や野菜は、途中で商品価値が失われる可能性があります。紙幣の信用などフィクションですが、米は最後生存のための手段として、それそのものに対して価値があった。

そして、昔の人は、新米などは食べなかったそうです。天変地異の不作による飢餓対策として、新米は、村の倉に保存され、3年程経つと、それは食料に回していたそうです。共同体が生き延びる手段として、保存食としてのお米があったのです。

ただ、本当に不足のとき、外国からも自由に買える今の時代に、マスコミに煽られて各家庭が保存行為に走ることがいかに馬鹿げたことか考えて欲しいと思います。

悲報!!〇オン お楽しみくじ 終了!!(2025.05.31)

皆さま、悲しいお知らせです。20年間に渡り、1等目指して挑戦し続けていた〇オンお中元、お歳暮 お楽しみくじが今夏から廃止されました。

僅か1等1000円の〇オン金券(2等500円の金券 3等 ティッシュ)を目指して、私は、挑戦し続けてきました。この挑戦の記録については、近年、ブログ記事にさせていただき、皆さまに報告させていただいています。おかげさまで、皆さまから好評を頂き、書く方も励みになっていました。過去のブログは、ぼやきコーナーに集約していますので、是非、ご覧ください。

 私としても、毎回、窓口のおばちゃんとのおしゃべりは楽しみにしていたのですが、この突然の廃止に落胆を隠すことはできません。〇オンは、このお楽しみくじに代えて、常連客向けの1000円クーポン発行に切り替えました。まあ、要は、「登録者には、誰でも、おたのしみくじ1等をさしあげます」という事ですね。

馬鹿にするんじゃない!私は、1000円の金券が欲しくて、毎回姑息な手段を使って挑戦していたのではありません(姑息な手段:回数制限回避の為、数回に分けて、複数回購入→おひとり様限定商品を何回も並んで購入する転売ヤ―的手法)。幻の1等を目指していたのです。20年間、あれだけ多くのくじを引いても、一度も当たらなかった…。果たして、本当に1等くじは存在するのか、私にとっては、「神は存在するのか?」と同等の重いテーマを以て取り組んでいたのです。

クーポンは、一人1回限りです。くじが無いので、ハズレもありません。ハズレがないという事は、ティッシュも無いという事です。ティッシュは大事なんです。ハズレのティッシュは事務員さんには好評でした(当たりの金券は、私の私物化する)。おかげでウチの事務所でも家庭でも、ティシュを購入したことは、ありませんでした。

 〇オン様、私は、不買運動とか馬鹿なことはしませんが、どうか、お歳暮には、お楽しみくじを復活していただけるよう切にお願い申し上げます。

日弁連「業務広告に関する指針」が改正(令和7年2月20日付施行)

私が常々当ブログで問題提起させていただいている悪質弁護士、司法書士による悪質広告被害について、日弁連もやっと重い腰をあげてくれました。

内容的には、従前と大きく変わるものではありませんが、「文言解釈についての見解の相違」の抗弁対策として、具体的表現の追加がなされています。

例えば、「誤認のおそれのある広告」

①について「24時間365日対応」です。弁護士が直接対応することは不可能な筈なのに、してもらえると誤解を与えるからです。相談ができるのは、あくまでも弁護士だけで、事務員の相談はダメなことが前提となっています。

②「全国対応」もダメになりました。債務整理事件について直接面談義務があるのに、無理なこと書くなという趣旨です。

③「借金減額診断」等で閲覧者が情報入力した後、メールやSNSによる広告をすることも許されないとされています。

過払い案件などほとんど存在今日において、「減額診断」と銘打ち、多重債務者からのアポイントを招致する手段とすることを明確化しました。

ただ、これらの表現を規制しても、グレーゾーンは、存在します。「全国対応」にしても、当事務所も、数は、多くないですが、遠方からの電話相談を受けることもしています。事実上、地元での対応が不可能なケースが多い(地理的にも、能力的にも)からです。

悪質業者に支配された弁護士は、いわば、名義貸し弁護士です。電話口では、悪質業者の事務員が対応するのであり、多重債務者に誤った情報を与え、誤った方向に誘導(意味のない任意整理)し、不当な利益を得ようとします。

こういった悪質業者への返金請求や損害賠償請求をしやすい環境になったと言えます。悪質業者、懲戒請求すると結構返金してきます。

日弁連「業務広告に関する指針」が改正

頑張れ!佐藤蓮(2025.04.04)

頑張れ佐藤蓮!今季初の投稿です。

佐藤蓮選手、一軍キャンプスタートだったのですが、キャンプからフォームを以前の様なロングアーム戻していました。昨季、ロングアームからショートアームに変更し、それが功を奏して、支配下に戻り、一軍初登板を果たしたのに、なぜ、元に戻した?と思っていました。心配どおり、キャンプから、ノーコンが復活、球の威力はあるも、ストライクが入らない状況に陥り、2軍落ち、2軍でもキャンプ、オープン戦と散々たる結果でした。

ファームの公式戦が始まって、依然のショートアームに戻し、だんだん、制球もまとまってきました。ここ5試合中3試合に登板しており、期待度も上がってきています。本日4月4日の中日戦は、1回三者三振の圧巻投球でした。ストレートの精度が上がってくれば、もう、1軍も近いと思います。1軍の調子が悪いので、佐藤蓮選手のチャンス案外早く回ってくるかもしれません。

佐藤選手の一軍姿早くみたいものです。

韓国大統領 罷免 決定(2025.04.04)

本日、韓国大統領の罷免の判断が憲法裁判所に於いて、8人の裁判官全員一致の判断としてなされました。

2月のブログで、私は、普通にいけば、憲法上の要件を充たすことができず、罷免になるであろうことを書きましたが、まさに、そのとおりになりました。

戒厳令発布以降、野党の問題点も数々明らかになり、日に日に、大統領支持派も増え、韓国は、世論が二分された状況にありました。

韓国の司法は、世論で、動くという事が言われていますが、この8人全員の判断が一致したということは、ある意味、これで良いのではないかと思います。

確かに、国会多数派である野党の横暴といえる弾劾の連発、また、司法の公平さの疑念は大いに残るところです。

しかし、司法が政治をしてはいけません。

大統領支持派の方は、大いに不満があるところでしょう。

国家システムを強権的に停止させる戒厳令の発令は、やはり厳格に審査しないといけないと思います。何か、不都合があれば、戒厳令で民主システムをストップするということが、許されては、将来に於いて、戒厳令の誘発を招くだけです。

大統領支持派の方、不満があっても、民主主義の手続きで戦うべきです。すなわち、大統領選挙で、各派分かれるのではなく、統一候補を擁立して、大統領選挙に勝利すべきです。

韓国の憲法上、大統領に国会の解散権が無いことは、以前に私の意見を述べさせていただいたとおり、欠陥憲法であると思います。大統領の拒否権だけでは足りません。今後、国会も、大統領も同じ政党が牛耳ることになれば、韓流ドラマの様に、政権与党による大粛清が始まると思います。

他国の私が指摘するのもなんですが、ここは、韓国国民の方々、考え処です。政治に無関心という態度ではなく、自分の国がどこに向かうべきか真剣に考えて、投票していただきたいと思います。

 ps、

 こんな小話があります。

「世界でもっとも危険な職業は?」

「1番が北朝鮮のナンバー2、2番が韓国大統領」

ウクライナにつきつけたトランプの条件(2025.03.15)

トランプ大統領がウクライナに対して、ウクライナのレアアース鉱物資源開発の権益譲るように迫りました。この報道がなされたとき、誰もが結構エグイ話だなと思いました。弱っている者(ウクライナ)に「助けてほしければ、財産(鉱物)よこせ!」と迫っている様で、鬼畜の様な行いだと誰もが思ったでしょう。

しかしながら、考えてみれば、双方にとって、合理性のある話です。ウクライナにアメリカの資本が入れば、簡単にロシアは侵攻できません。

そして、鉱物資源も、ロシアに接したウクライナ東部にあるのであり、ウクライナが独自開発は元々無理な話らしいですから、ウクライナも開発を進めることができるという意味で合理性があります。

この話を聞いた時、日露戦争終結時の事を思い出しました。日露戦争終結で、満州鉄道の管理経営権をロシアから取得したとき、アメリカ資本が満州鉄道を共同経営しようという話があったのです。日本は、その話を蹴りました。もし、満州鉄道にアメリカ資本が入っていれば、大国アメリカを介することで、ロシアの南下の脅威を防ぐことができたでしょう。大国と国境を接するというのは、小国にとって、すごく、ストレスのかかる話なのです。大国どうしが向き合ってくれれば、そこには均衡が生まれ、仲が悪くとも平和(冷戦)がもたらされるのです。

歴史考察は、「たら」、「れば」という仮定を語ることです。

日本が満州鉄道の権益を独り占めしていなければ、第二次世界大戦に至っていなかったと思います。

日露戦争という莫大な資金を投入してせっかく得た権益を捨てきれない日本政府のケチ臭さが、後に、日本人の多くの命を犠牲にすることの結果となったと思います。

ウクライナの方々、悔しいでしょうが、合理的な選択をし、早く、停戦となり、国の復興に励んで欲しいと思います。

大雪の青森(2025.03.04)

少しちょっと前の話ですが、2月の3連休、冬の青森に行ってきました。実は、私は、青森には、コロナ以降、はまっていまして、夏、冬と訪れています。

水戸に住む元勤務弁護士と青森で合流。青森空港すごい雪です。トラックの高さを超えています。

青森空港

青森空港

青森空港

今回訪れませんでしたが酸ヶ湯温泉は、積雪5メートルを超えているそうですね。

三内丸山遺跡も、ご覧のとおり、雪の中。ボランティアガイドさんも、「本当ならここに、石で囲ったお墓があります」という感じのガイド。

これはこれでとても楽しかった。

三内丸山遺跡

今回の目的地、十和田湖、奥入瀬渓流も、さぞ、大雪であることを予想していたのですが、思ったほどの雪ではありませんでした。

八甲田山の南側は、もう、太平洋気候なのですね。西の日本海側大雪でも、東の太平洋側は晴れている様です。

夜、氷点下の十和田湖の雪まつりを見学、翌日、雪の奥入瀬渓流を散策。天気も良く(青森日本海側大雪警報)、ふかふかの雪がとても綺麗です。とてもリフレッシュしました。



奥入瀬は、春、夏、秋の他、冬もお勧めです。秋は、10万円超える星野リゾートも、冬は、早割2万円程度(ツインをシングル使用)で泊まることができました。

物価高と交通事故 賠償額(2025.02.21)

最近のお米の値上がりはすごいですね。お米に限らず、何でも物価すごく上がっている。円安もあって、海外旅行など、以前の倍くらいしているような気がします。

そんな中で、20年以上、まったく、金額が変わっていないのが交通事故慰謝料です。基準となる本が改定されても、金額の変更がなされないものですから、金額は、変わらないのです。賠償額は、商売の様に仕入れとか無いので、どうしても、物価の上昇があっても、安いという感覚に陥り難いのです。茹でカエル理論に近いものがあります(水の温度を徐々に上げれば、カエルは、気が付かずにおり、死に至るという理論の真偽はともかく)。一般庶民とは違う生活を送っておられる裁判官は、特にそう思います。

慰謝料と消費者物価指数と連動するような制度は考えられないでしょうか。

韓国大統領弾劾裁判の行方-普通に考えればー(2025.02.13)

韓国は、尹大統領弾劾裁判を巡って、右派左派は、互いにデモ行進するなど、さかんに争われています。

先日来、ご紹介しているYouTubeの様に、左派の問題点が指摘され、今では、右派が現在、かなり盛り返し、世論調査では、弾劾反対も過半数に迫る勢いです。

ただ、法律家の観点からは、やはり、弾劾は認められる結果になるのではないかと思います。弾劾裁判は、刑事裁判ではありません。刑事訴追されている内乱罪に該当しなくても、弾劾は成り立ちます。単純に、大統領が、憲法や法律の規定に違反する行為を行えば、法律を犯す人物は、大統領にふさわしくないと弾劾は成立するのです。

大統領が戒厳令を宣布する過程での手続き上、憲法条項が定めた条件を守ったのがが審理の対象です。

そうすると、今回2つの事が問題となります。

① 先ず、形式面として、きちんと手順を踏んでいるのか。戒厳令を宣布するには、憲法上、国務会議(閣僚会議)の審議を経て、会議録が作成され、参加した国務委員の署名がされ、発布という手続きを経る必要があります。手続きを踏んでいない憲法違反となります。
② また、実質面として、戒厳令の発令ができるのは、あくまでも、「国家非常事態時」です。国家非常事態というのは、通常、戦争とか内乱の様な場合です。

「国家非常事態」の概念を憲法上どこまで広げることができるのかということが問題となります。

①の点では、どうも、十分な閣議が開かれず、「審理」を経ていない様な雰囲気が伝わってきます。

②の点では、巨大野党の横暴というのまで、「国家非常事態」といえるのか。横暴があっても、それは、民主制の中で解決できる問題(将来的な選挙)ですから、国のシステムを停止する戒厳令を正当化できるような非常事態とはいえないでしょう。

今、与党が一生懸命主張している、不正選挙で民主制が破壊され、民主政のシステムでは解決できない非常事態というのは、理屈的にはとおりますが、明確な証拠がない以上、乗り越えるには、なかなかハードルが高いと思います。

こう考えると、法理論的には、弾劾成立とならざるをえないと思います。①②以外は、結論に結びつかない無駄な議論ですから。

ただ、野党の横暴、司法への不信材料からすると多くの国民が結果を簡単に受け入れることはできないでしょうから、大波乱が起きるのではないかと思います。国民感情が国政を動かす国ですので、この先、どのような結果に落ち着くのか全く予想がつきません。

悪質業者の手法—「国が認めた借金救済制度」という表現—(2025.02.08)

最近、SNSなど、ネット上で、「国が認めた借金救済制度」という文言が入った宣伝が入っています。

私は、てっきり、破産や個人再生制度を指すものとしての宣伝であると思っていました。手間のかかる破産や個人再生を全国的に広告して、やっていけるのかなあ〜と常々思っていました。

ところが、最近、これは、任意整理を引き込む手法であることが判ってきました。しかし、任意整理は、けっして、国が認めた制度ではありません。あくまで、業者と弁護士や司法書士との私的協議に基づいた個別契約です。国が債務減額に強制力を有する破産や個人再生とは全く違うものです。

私は、常々、債務整理は、利息制限法違反の無い今では、多くは、有効な手段ではなく、悪質業者の金儲けの手段であると申し上げています。

まるで、国が関与して助けてくれるかの様な表現で、多重債務者を集める手法に怒りを感じます。

悪質広告問題に取り組む「一般社団法人 士業適正広告推進協議会」というところが、「国が認めた借金救済制度」という広告に対して、従前、不適切とは判断していなかったのを、「原則として使用を差し控えることが望ましい」と奥歯にものが挟まった様な言い方ですが、問題のある広告方法と判断しています。

悪質非弁業者(広告業者とか人材派遣会社とか)と提携した弁護士がしばしば逮捕されていますが、その被害額に驚かされます。いつも億単位です。それだけの被害者が出ているのです。もっと、取り締まりを強化するべきと思います。

チョン・ハンギル有名講師の熱血講義 韓国の裁判所政治化疑惑(2025.02.02)

前回に続いて、韓国の予備校講師、チョン・ハンギルさんのYouTube投稿を紹介します。前回は、選挙管理委員会についての問題点の指摘には、驚かされるばかりでしたが、今回は、憲法裁判所についての問題点を鋭く指摘しています。

https://www.youtube.com/watch?v=z_q0EI3ylD

まさに、驚くべき内容です。裁判官が派閥を作り、派閥で裁判所組織の要職を押さえ、裁判所という組織を牛耳り、そして、国家を動かしていくという内容です。

本来、裁判官は、政治的には、孤独な人でなければならないのです。裁判官の独立は、個人レベルの権利であり、裁判官は、法と自己の良心によって、判断を下さなければなりません。それゆえ、組織もそういう自由を確保でき組織でないといけません。

チョンさんの話す内容では、ウリ法研究会という単なる個人のレベルアップを図る研究会ではなく、メンバーが、司法運営に積極的に参加し、理想の目標に向けて変革を目的とする団体とのこと。これでは、チョンさんの指摘するように、軍事政権下 全 斗煥大統領の軍内派閥ハナ会そっくりですね。

このウリ法研究会のメンバーは、総裁判官中15%程度であるのに、憲法裁判所裁判官の半分を占めていることには、驚きです。

そして、夫や妹が裁判対象の側につく、弁護士や職員である人が、当該裁判に拘わるなど、日本ではありえません。そんな人は、担当裁判官にはなりませんし、たとえ、なったとしても、すぐさま、裁判官忌避の対象となります。結果的に公平かどうかではなく、形式的に、中立性が保たれていることが強く要求されます。

政権と結びつけば、司法独裁が成立します。

これでは、まるで、ヨーロッパ中世の教会と国王との関係です。中世、裁判所の役割を果たしていた教会が、国家権力と結びつき、国民から搾取を国王とともに行っていたのです。

韓国憲法では、裁判官不信任という国民が直接裁判官を解任できる制度は無いのでしょうか。日本憲法では、国民審査による罷免の方法があります(いろいろ、問題のある制度ですが…)

韓国の憲法、いろいろ欠陥があるように、私は、思えてなりません。

問題裁判官の「私は、裁判に私情を挟まないので、問題ありません」の言葉に対して、チョンさんは、「国民を、そんなことを言えば納得する犬や豚と思っているのか!」と訴えます。至極当然の言葉です。

これを聞いて、韓国国民の皆さんは、どう思うのでしょうね。

厚顔無恥がはびこる韓国政治、ホント、ドラマの様です。