冬の陣第1戦は、見事に10敗の完敗であった。
第2戦に挑戦した。
本日の私の担当さんは、どうも新人の方の様である。あのお調子者のおばちゃん店員さんは、今日は不在で、別のベテラン店員さんがサポートしている様だ。担当店員さん、いつもの5万円払いに慣れておらず、作業としては、ちょっとぎこちない。更に、途中、私が、送り先の一つ、住所変更を言い出したものだから、店員さん、大混乱。結局、最初からやり直すことになった。最初に、住所変更ありませんか?と言われたのに、私がうっかりして言いそびれたことが原因です。申し訳ない。
10回分を超える買い物となったが、明日が最終日であるので、混んでいるだろうから、今回を最終決戦とすることとした。くじは、5000円購入で1回、最大10回までと上限がある。上限を超える分は、放棄である。
購入を終えると、店員さん、「はい、11回ですね。」とおっしゃる。
小生は、正直、戸惑う。うん? 10回の間違いではないか?それとも、今回から制度が変わって、上限が撤廃されたのであろうか。昔は、10回越えても、結構、アバウトなところがあり、20回くらいガラガラ回せたときがあった。店員さんとしては、私の様に何回も来る人にいちいち何度も対応するより、合理性があったからである。
否、違う。チラシには、きっちり上限10回と小さく書いてある。
ここから、小生の悪の心と善の心の戦いが始まる。
悪の心:「ラッキー、店員さん間違っている。ここは、くじ引いちゃったもん勝ち。サッサとくじ引いちゃえ」
善の心:「いやいや、ダメだ。こんなのお釣り間違えたのを、知らんぷりして受け取るに等しい。」
悪の心:「たった1回多いだけ。気にすることない。前は、OKだったじゃない」
善の心:「慣れていない人のミスに付けこんでどうする?人としてどうなんだ!」
悪の心:「どうせハズレ。気にすることは無い」
善の心:「当たるかもしれないじゃないか。それが1等だったらどうするのだ。」
悪の心:「ナイナイって。もし当たったら面白い、いいネタになるじゃないか」
善の心:「こんな形(不正)での1等獲得なら、今までのブログの価値が台無しだ」
私の心の善悪の戦い、決着はつかず、まるで、卓球のラリーの様に激しく続いていた。
店員さんが、くじの箱をポンと前に置き、改めて、大きな声で「じゃあ、11回!!」とおっしゃった。
すると、すかさず、別のお客の対応をされていたベテランの店員さんが振り向き、超事務的に「10回」と新人店員さんへの注意が入る。
私は、内心喜んだ。助かった。間違いを犯さずに済んだ。
晴れ晴れとした心で、10枚のくじをめくる。お約束のハズレ10枚。24年冬の陣は、全敗である。
小生、お楽しみくじに慣れていない店員さんに、探りの言葉をかけた。「20年1度も1等当たったことないんです。本当は、無いのでしょ1等」
店員さん:「えー!そんな事ないですよ。ついさっき当たった人いましたよーホントです。」
私は、思い出した。以前、事務員さんから聞いた、親からずっと騙されていたサンタさんエピソードを…
子:「お母さん、今年こそ絶対、サンタさん来たら起こしてよ 欲しい物自分で選ぶから」(⇒考えてみれば、欲張りなガキである)
母:「わかった、わかった」
翌朝、まだ、薄暗い時に子起きてきた
子:「お母さん、起こして!って言ったのに…」
母:「サンタさん、今さっき、出ていったとこ。(窓の外を指さして)、あっ、今、走っていってはるわ。」
子:「えー、どこー?」(窓に向かって走る)
母:「あーあ、行ってもた。遅なって、朝になってしもたからサンタさん急いでるんやろな」
子:「お母さん、来年は、絶対起こしてやー」
全く同じ手口である。大阪の古典的手法である。〇オンさん、この辺の新人教育は、よくできている。新人さんでもこの機密事項スキを見せない。