宮本恒靖ガンバ新監督

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 本日は、タイガース小ネタではありませんが、宮本恒靖さんが、ガンバ新監督に就任し、初試合(引き分け)を終えたところで、タイガース小ネタ番外編として、宮本さんと私の思い出をアップさせて頂きます。

 宮本さんは、私がスポーツ選手代理人としてのデビューした人です(ボスの辻口弁護士のコバンザメ弁護士として)。私は、今まで、いろいろなアスリートと交流してきましが、ダントツで「頭がいい」というのが印象です。生野高校という大阪南部屈指の公立進学校出身(スポーツ推薦などない)。
 高校では、ガンバのユース第一期生として、ユース時代既に頭角を現し、数々の成績を残し、プロ契約。なのに、高校では、トップクラスの成績を維持し、スポーツではなく、学業での同志社大学経済学部入学。勉強一本ならば、おそらく、お父様と同じように東大に行かれていたと思います。富田林からガンバ練習場の吹田まで、片道2時間を通学の中、わざと各駅停車に乗り、電車の中で勉強していたとの事でした。話をしていても、「この子本当に大学生?」と思うほど、落ち着いていて、かつ、常に、目の前の事では無く、先というか上のレベルを見て行動していました。知性、品格、別格です。知能指数もかなり高いと思います。サッカー選手していなかったら、弁護士目指していたとの事。弁護士になっていたら、私など足下にも及ばない優秀な弁護士になっていたでしょう。
兎に角、彼の放つオーラがすごいのです。中学生徒会長、ユースキャプテン、代表チームキャプテンと皆から信頼されるのはわかります。

 気配りもすごいのです。3年ほど前、あるスポーツのボランティアイベントで宮本さんと偶然お会いしました。10数年ぶりの再会でした。翌年の年賀状、宮本さんの手書きで丁寧な年賀状を頂き、感動しました(字もとても達筆)。
 先日の初試合の試合の様子を見ても、その落ち着きぶり、「半端ないって!」という感じでしたね。大学生の頃からこんな感じでした。当時、私は、「この人は、
将来日本の代表監督になるのだな」と思っていましたが、改めて、将来の日本代表監督、そして、日本のチェアマン、更に、FIFAの偉い方になる人物だと思います。 宮本新監督頑張れ!! (写真は、2002日韓ワールカップの直後)  
(2018/8/2 文責:弁護士黒田)

司法試験の思い出ー灼熱地獄ー

 弁護士黒田の「タイガース小ネタ」「ぼやき漫談」、お陰様でご好評を頂いております。
 今回は新たに法律事務所に相応しい新コーナーを作り、司法試験やその他司法に関する時事トピックについて発信していきます。

 第一回は、この暑さで思い出された司法試験の経験。

灼熱地獄

記録的大雨の後、連日猛暑が続きます。
京都は、連日、38度台。
京都は、祇園祭真っ最中。この灼熱地獄の中、山鉾巡行ご苦労様です。

実は、私は、祇園祭が苦手です。それは、受験時代の苦行を思い出すからです。
この祇園祭の期間は、大抵、旧司法試験 一番の山場である論文試験の期間(3日間)と重なりました。

私の時代は、6科目各2時間合計12時間試験で、5月の母の日にあるマークシートの択一試験をクリアした者(5人に1人)が、この論文試験で、9人に1人位にふるい落とされれます。
落ちると翌年再び母の日は、3時間半の択一問題に悪戦苦闘することになります。
この論文試験が人生分け目の天王山です。
この時期、梅雨明けしている事が多く、京都は猛暑です。なのに、当時は、試験会場にクーラーはありませんでした。択一試験を大阪会場(関大)と京都会場(京大)で受けたものは、論文試験は、京都大学で受ける事になっていました。そして、大阪組の多くは、京大のシンボル時計台下のすり鉢講堂が試験会場となります。
このすり鉢講堂は、地獄でした。窓は、殆ど開かず、隣の生協からのエアコンの熱気が籠もっています。サウナ風呂の様に汗が溢れ出してきます。したたり落ちる汗で答案用紙がビショビショになっていきます。当時は、右から書き進む縦書きですので、書き進むと手の汗で文字がどんどんにじんでしまって、文字がグチャグチャになってきます。
ですから、私は、先ず、受験票(ハガキ大)をペンを持つ手に汗で貼り付け、受験票を滑らせて答案用紙右から左に書き進めていました。試験会場は、サウナ風呂の様相でしたので、受験生の服装も超軽装です。女性などタンクトップの方も多く、肩をあらわにしています。ある時は、ふと前を見ると、前の席の人が、試験の途中でズボンを脱いで、水着?下着?姿で答案に格闘しています。この様な暑さ、どう考えても、大阪組不利です。
大阪組でも受験番号が遅い人は、すり鉢講堂ではなくて、校舎の一般教室が試験会場となります。こちらは、すり鉢地獄より遥かにましです。ですから、大阪会場で受ける人は、申込み期限ギリギリに出して、遅い受験番号を得るなどの工夫をしたり、択一試験自体、京都を選んだりしたりして、灼熱地獄のすり鉢講堂を避ける努力をしていました。
でも、京都自体が盆地で気温が高いですので、汗だくというのは変わりません。お金があるリッチな人は、択一会場を仙台とか、札幌にしていました。実は、私も、択一試験会場を名古屋に移したことがあります。論文試験会場は、役所の合同庁舎の一室。何階だったか忘れましたが、上の方の階でしたので、暑いことは暑いのですが、窓から風が入り、京都すり鉢灼熱地獄に比べれば天国だと思った記憶があります。

ま、ただ、この年も、敢え無く敗退しましたので、環境だけのせいにはできません。言い訳としては、宿泊した安宿の壁が薄く、隣のカップルの夜な夜な激しい活動のおかげで超寝不足状態に陥っていたことは間違いありません。

私は、何度も京都で受験しました。何回受けたかは、またの機会にお話したいと思いますが、択一試験を乗り越えた実力者の9人に1人の試験ですので、1問の失敗が命取りです。試験終わったときには、ある程度、自分がどの出来だったかわかります。四条大橋に浴衣姿の女性が楽しそうにしているのを横目に背中を丸めて、大阪に戻ります。今でこそ青春の思い出ですが、先が見えず、とても辛かった。

平成6年は、今年の様に猛暑でした。受験生の何人か試験中に熱中症で倒れるということが発生したらしく、翌年の平成7年からは、試験会場にクーラーが入ることになり、試験会場が京都大学から同志社大学に変更となり、やっと大阪組灼熱地獄から開放されました。しかし、今度は、同志社大学、クーラー効きすぎです。例年の如く薄着でいた初日は、寒くて、体がガタガタ震えました。灼熱地獄から極寒地獄です。翌日から長袖シャツを用意しました。その年、やっとのことで、論文試験パスする事ができました。

大阪北部地震

 平成30年6月18日7時58分頃、茨木高槻付近を震源とする震度6弱の地震が発生しました。私は、毎朝楽しみにしている朝ドラを見ようとしていた矢先の事でした。

 阪神大震災以来感じたことの無い大きな地震で、家の本棚や食器棚が倒れたりしましたが、幸い、家人に誰も怪我人は出ませんでした。しかし、事務所の方は、かなりの被害を受けました。入居しているビル自体かなりひび割れも目立ち、3階相談室の窓枠は外れ外に飛び出していました。高さ約3メートルの大型キャビネットが倒れ、本来ならば事務員さんが座っている机の上に覆い被さっている状況になりました。キャビネットは、結局起こすことができず、ホームセンターで電動カッターを購入して、解体しました。書類でいっぱいになった扉付大型キャビネットは、相当な重量で、それが、3連結されていましたので、まさに、岩が倒れてきた様な状況です。コピー機は、挟まれて歪み、事務員さんの机も破損しました。幸い、就業時間前でしたので、もし、後、2時間遅かったら、職員に重傷者が出たことが推測されます。経営者としては、耐震対策が甘かったことを痛切に反省する限りです。誰も怪我人が出なかったこと、心から安堵しています。

 今回の地震は、阪神大震災よりは、規模が小さく、建物倒壊は無いようです。しかし、阪急南茨木駅の駅ビルは、解体の方向であるとのことです。梅雨時ということもあり、屋根にブルーシートがかけられている家を多数目にします。震災前の状況には戻るまでしばらく時間かかりそうです。

 当事務所も、片付けに追われましたが、職員の努力の結果、3日後には、なんとか営業再開にこぎつけました。その間、沢山の方々からお見舞いのお言葉を頂きありがとうございました。

 今、日本、地震期に来ていると思います。皆様もお家や職場の耐震対策もう一度見直してみることお勧めします。

「株主総会」珍問答

このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は阪急阪神ホールディングス株主総会についての小ネタです。

「株主総会」珍問答

阪急阪神ホールディングス第180回株主総会が13日開かれました。

本来、阪神球団の親会社(電鉄、不動産、運輸etc)の株主総会ですが、熱烈な阪神ファンの珍「要望」「質問」が恒例のものとなっています。

確かに、阪急阪神ホールディングスの株主総会なのに、株主の質問は、①阪神電車の特急、急行巨人のオレンジとは何事か②外国人獲得失敗自虐本だせ③ライトスタンドビジター来たら黄色に赤、青混ざる。ビジター禁止にしろ④二年前にも片岡コーチの話をしたが、全く、結果出ていない…

今年の珍「要望」の中に、関本さんに関するものがありました。サンテレビの関本さんのあのCM(「甲子園、駐車場無いで~」「無い無い~」)が上から目線で気分を逆なでするというもの。

回答は、「現在のCMは、檜山さんですが、ご意見は、今後の参考にさせて頂く」というものでした。あんまり面白いので、関本さんに「君、株主総会で取り上げられていたよ」と伝えるとびっくりした様子で「なんですか!?知りませんでした」と速攻で返事ありました。事の顛末を話すと「株主総会って何なんですか?」との反応。まあ、普通の会社ではありえないですね。経営責任を問うことのない株主総会は、会社総会担当にとって、願っても無いものです。

質疑応答の途中、株主の方からまっとうな意見が出たようです。

「阪神タイガースについての質問はもうやめてください。阪神ファンだけで(どこかで)やってください。経営に関する質問だけしてください。回答は要りません」

でも、生総会見たいなあ。最低単位の株主になろうかな。