このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は、「アンダースロー」についての小ネタです。
アンダースロー
新生金本阪神の今後を占う意味でも重要な2015ドラフト会議で指名された全6選手。
いきなり驚かされたのは、多くの予想を覆し、1位指名に県立岐阜商の投手・高橋純平ではなく、東京六大学最多安打記録を更新した明大の高山俊を1位指名したことに加え、ヤクルトとの抽選となり、真中監督が引き当てたと思いきや、勘違いというどんでん返しがあったことは記憶に新しいですね。
さて…高山選手の活躍は皆さんご存知ですよね~。
では、6月1日楽天戦で見事初登板初勝利を挙げた2015ドラフト5位5位 青柳晃洋(あおやぎ こうよう) 投手 帝京大学 右投右打 181cm/73kg 川崎工科高-帝京大。
全国的には無名選手ですが、大学では通算15勝を挙げている変則右腕。(アンダースローとサイドの中間?)
現在、タイガースにはいないタイプだけに、スライダー、カーブ、シンカーといった持ち味の変化球で速球派の先輩投手陣の間に投げると…
相手チームは目先を変えられ手こずるでしょうね(^-^)
かつて巨人キラーとして阪神で活躍した小林繁さん(享年57)を目標に自分も巨人キラーと呼ばれるようになりたい」。同期の野球部員と考えて名付けた「クオータースロー」と称するアンダー気味のサイド投法は、確かに小林氏を思い起こさせる。「(小林さんの映像も)何度かチェック済みだそうです。特に右バッターに対してのボールを“先輩”の投球を見て、研究しているそうです。自信があるのが外に逃げるスライダー。真っすぐ押しの投球スタイルでいい右バッターと勝負したいそうです。かつての小林繁さんの様に巨人キラーを目指して奮闘中!
では何故アンダースローが右バッターに有効なのでしょうか?
ズバリ打者の目線です!打者は基本的に練習等で常にオーバースローのピッチャーに慣れていますので…高いマウンド位置から地面に近いリリースポイントの球種を判断しにくいのです!
逆に左バッターはリリースポイントが見易いので球種の見極めが右バッターに比べて判断できます。
故小林氏は沢村賞を2度獲得し、タイガースのエースとして君臨。横浜生まれのサイドハンドは「小林2世」となるべく、大投手の背中を追う。