このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今年のリーグ優勝は、広島カープ!今日の小ネタは弁護士視点?で広島の強さに迫ります。

12球団で最も優勝から遠ざかっていた広島カープ。
今シーズンは、圧倒的な強さで優勝しましたね~(^-^)

投打がバランスよくかみ合った良いチームでした。
加えて、精神的にも強かったのではないでしょうか。
勝利試合の半分以上が逆転勝ちという軌跡が、広島の強さを象徴しているように感じます。
監督の「神ってる」という発言にも納得ですね。

ご存知の方も多いと思いますが…
12球団唯一親会社が無い市民球団なのです!

自動車メーカーのマツダは親会社では無く広告スポンサーなのです

今回はそんな広島カープの強さの秘密をご紹介しましょう…

今シーズン、(三塁ベースコーチから)新たにバッティングコーチに就任した石井琢朗氏は横浜ベイスターズから晩年は広島で活躍した名選手。通算安打数は歴代11位の2,432本。落合選手を上回るヒットをたたき出した名打者でした。

その石井コーチが若手選手に取り入れた練習方法が、下の写真です。

素振りの様子
© NHK

壁際で素振りをしていますね。これは、スイングを小さくして幅広いコースに対応させるという狙いがあるそうですが、実は、少年野球でも使われる指導方法です。
野球に限らずスポーツは基本が大切ですが、少年時代に修得したことでも、やはり歳を重ねるとおろそかになって忘れがちです。
こういった基本への立ち返りはプロになっても効果があるに違いありません。

さらに、こんな工夫もしているそうです。

ボールから目を離さない
© NHK

バッティングの際に、ボールに書かれた文字を読み取りながら打つ練習です。この練習によって、最後までボールから目を離さないという効果が期待できるそうです。スポーツの練習は反復によって、その狙いを「習慣化」させて実戦で活かすというのが一つのセオリーですが、これらの練習は、お金がかからず、合理的で効率が良く、かつ結果に繋がったのですね~。

一方…投手陣は昨年メジャーリーグより帰って来た黒田博樹投手
若手投手陣にインコース攻めの大切さを教え実践したのです。
今年12球団でインコースの球が何と32%!堂々の1位に輝いているらしいのです!

鈴木誠也選手 22歳
丸佳浩選手 27歳
菊池涼介選手 26歳
田中広輔選手 27歳
安倍友裕選手 27歳

新井貴浩選手 39歳
黒田博樹投手 41歳

広島カープの選手は正にベテランと若手のバランスがいい(^-^)
しかも…ベンチに入る選手の殆どが生え抜きなのです!

マンモス球団と化した阪神タイガースですが…
来年度もやはりF.Aなどで大金を使うのでしょうか?

もしかしたら…強くなるキッカケは基本的な練習にあるかも知れませね(^-^)