このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。
さて今回は・・・。
竜虎同盟
タイガースの歴史を見ると、後1勝すればというところで、1勝ができないという記憶(特に1973年)残像が強く、後、1敗もできない状態で6連勝するなどは、全くの想定外でした。「今シーズンは、サッサとオフの頭になって、仕事に集中できわ~」と友人達と話していました。ところが、まさかの6連勝!鳥谷選手をCSに連れて行くという思いが団結力を生んだのかもしれませんね。
先発投手を見て、正直、こりゃ厳しいわと思いました。超苦手の大野雄。前回は、ノーヒットノーラン。案の定回が進んでもヒットがでません。ところが、ここで神風が吹きます。3回1死で、最優秀防御率となった時点での投手交代。交代直後にタイガースは、得点し、その後の勢いは、試合終了続き、CS進出を勝ち取りました。
あのまま、大野選手が投げていたら、タイガース到底かなわないだろうという思いが、誰しも有していましたので、大野選手のタイトルとタイガースのCSの交換という「竜虎同盟」と揶揄されたりもします。
中日は、順位が既に確定している以上、勝利よりも、選手の個人タイトル確保に尽力するというのがプロスポーツ界の常識です。そういう共通認識があるので、この交代を批判する声は、広島ファンからも聞かれません。むしろ、最終戦中日に勝って、自らCS進出権利を獲得できなかった以上仕方ないという潔い空気が漂っています。
CS、案外タイガース下剋上を起こすかも知れませんね。タイガース横浜球場大好きですし、ジャイアンツもシーズン後半失速しています。
ラグビーワールドカップも面白いし、ビールが美味しい初秋を楽しめています。