このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。
さて今回は・・・。

近本選手、セリーグ新人最多安打達

近本選手セリーグ新人最多安打達成おめでとうございます。ミスター長嶋(さん)の記録を61年ぶりに破りました。
もっとも、当時は、試合数が130試合であったのに対して、今回の達成は、137試合目でしたので、ミスターの記録が実質的に破られたとはいえません。
物事は、なんでも、単純に比較することはできません。
ともあれ、ドラフト直後の評判を大きく覆す結果に、私は、大変喜びを感じます。
ドラフト直後の評判は、散々でした。外れ外れの一位指名。前評判あまり聞いていなかった名前で、他の球団がビックネームを獲得している状況を見て、多くのファンが「なんでやねん!」との声をあげました。私が、いつも楽しみに聞いているラジオ番組で、元近鉄の金村義明さんが、阪神のドラフト結果を「阪神は、大砲がいるのに、足の速い選手ばかり集めて、阪神は、リレーチームを作る気ではないか」と批評されていました。しかし、蓋を開ければ、近本選手も木浪選手も新人で開幕直後から活躍され、ファンの心配が杞憂に終わりました。
 クライマックスシリーズ参加できるか極めて厳しい状況のタイガースですが、今シーズンもうひと頑張りして頂き、是非とも、奇跡のクライマックスシリーズ参加、そして、更なる奇跡の下剋上日本一達成を成し遂げてください。