このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は「盗塁」についての小ネタです。

盗塁の極意

今季限りで引退を決意した巨人軍の鈴木尚広外野手

プロ生活20年間、積み上げた盗塁記録228、盗塁成功率829!

まさにスペシャリストですね~

塁間27.431mを鈴木選手はリードした状態から2.87秒で到達します

さて今回は盗塁の極意についての小ネタで参りましょう(^-^)

①スタート(周辺視野)
ピッチャーが牽制するかホームに投げるかの見極めが大切です!
つまりピッチャーの癖を見抜き動作の前にスタートを切る事が大切です。かつての盗塁王…福本豊さんはピッチャーの背中のユニホームのシワを見て判断出来たそうです(^-^)

②塁間スピード(脱力走法)
かつて鈴木選手は歯を食いしばって走ると力みが出てスピードが落ちる事に気付いたそうです。
脱力走法はむしろリラックスして力を抜き、口を開けて走るそうです。少し笑った顔に見える鈴木選手は理に適った走法なのですね。

③スライディング(到達スピード)
盗塁成功のシメはスライディングです。スライディングは地面との摩擦ですからもちろんスピードは落ちてしまいます。
スライディング開始がベースに近い程到達スピードは速くなりますが怪我も隣合わせとなります。

たった「27.431m」の塁間の中にも色々な極意があるのです(^-^)