このコーナーでは、阪神タイガース所属選手の契約交渉代理経験が豊富な黒田弁護士が、阪神タイガースやプロ野球に関する小ネタをご紹介しています。今日は「WBC」についての小ネタです。
WBC 小久保監督の給料
2006年から始まったWBC
侍ジャパンが世界一に奪還に向けて始動しましたね
今回の小ネタはWBCのお金事情についてお話ししましょう
WBCはアメリカMLBとMLB選手会が主催する野球世界一決定戦です!
WBCの収益はおよそ半分が出場チームへの賞金、もう半分がNPB、MLB、韓国野球委員会など各国の組織に分配される形式になっています。その分配された収益を財源に選手たちへ出場手当が支払われる仕組みになっています。
各国のスポンサー企業や放映権などはかなりの金額になるでしょうね…
では侍ジャパンの選手の給料はどのくらいなのでしょうか?
2013年のWBCでは、日本チームの選手たちは1人あたり200万が出場手当として支給されています。
WBC2017も同様に200万円ほどが出場手当として支払われるとみられています。日本チームが優勝した2006年、2009年のWBCではボーナスも含めその倍額の400万円が支払われました。
WBCの監督やコーチの給料を見ていきましょう。2013年のWBCでは、日本チームの監督には11月~3月の4ヶ月間で150万円が報酬として支払われました。
月収換算では30万円ほどと、サラリーマン並みの報酬しか貰えません。優勝した場合、分配金から報酬がでて総額600万~650万円ほどになるようです。WBC2017の日本チームの監督を務める小久保監督もほぼ同様の条件で働いていると見られています。
優勝すれば4ヶ月で600万円の報酬がもらえるのは大きい気がしますが、2016年のプロ野球12球団の監督の年俸は全員が最低でも5000万円。最高年俸では1億2000万円を金本監督(阪神)がもらっています。
WBCの監督やコーチや選手はお金よりも名誉でしょうね(^-^)
国民の期待を背負いながら大きなプレッシャーと戦う侍ジャパンを応援したいものですね(^-^)
我らタイガースの藤浪晋太郎投手の活躍も期待しましょう(^-^)