自賠責保険の保険料が、今年の4月からついに値上げされます。もともと、2008年より平均24.1%引き下げられていたものを2013年度に元の水準に戻す予定だったものを2段階に分けて元に戻すようです。引き上げ料は下記のとおりです。

(現行と引き上げ後(2013年4月~)の保険料一覧)

車種現行(円)引き上げ後(円)
普通車22,47024,950(+2,480)
軽自動車18,98021,970(+2,990)
小型トラック19,29023,130(+3,840)
バイク13,40014,110 (+710)
原付8,7909,420 (+630)

保険料の値上げの背景にあるのは、自賠責保険の収支悪化です。

自賠責保険は、赤字も黒字も出さない「ノーロス・ノープロフィット」を経営の原則としています。

2008年に大幅な値下げを行った背景には、交通事故の減少がありました。

事故が少なくなったため、黒字になった分を加入者に還元しました。

しかしながら、近年赤字が続いているため(平成21年度の収支は2000億円を上回る赤字)、やむを得ず値上げすることとなったのです。

赤字となった背景には、死亡事故は減少したが、後遺障害による保険料の支払いが増加したことが挙げられています。

正しい後遺障害等級獲得という我々の活動も自賠責保険の出費増に多少の影響を与えていることでしょう。