春の陽気が続きます。街の中の桜は、かなり散ってきましたね。

先週、満開の時、友人三人と夕方花見をして、居酒屋でいっぱいやろうということになりました。

茨木・高槻もいろいろ桜の名所はあるのですが、私のお花見場所は、玉川橋団地西側の玉川の里。

桜のトンネルが堤沿いに1キロほど続きます。人もそんなに多く無く、ホッとした気分になります。

当事務所から2キロくらい先にあるので、タクシーで行くことにしました。いつもなら、タクシーいっぱい止まっているのに、全くタクシーがありません。仕方ないので、タクシー乗り場の椅子に座って話をしながら待つことにしました。

すると、突然、女性の悲鳴が聞こえました。「キャー、襲われるー」。ただ事ではない叫びです。

振り返ると、犬の散歩をしている老夫婦の前で、40歳くらいの女性が、携帯電話をかけながら叫んでいました。犬といってもチワワのようなすごく超小型犬で、年老いているのかトボトボ歩くという感じです。足で踏めば潰れてしまいそうな犬に襲われるというのはあまりにも大げさな話です。

でも、犬が苦手な人にとっては、このような小型犬でも怖いのかなとそのときは、思ったりしました。老夫婦は、危ない人に出会ったと思ったのでしょう。方向を変えて、その場を離れていきました。その女性は、警察に通報しているのか「犯人が今逃走しています。早く来てください。」と大声で叫けびながら、老夫婦を後ろから追跡しています。警察もまともに相手にしていないのか、女性の声がますますテンション上がったものになっていっています。「どうして、早く来ないのー キャー 怖いー」。怖かったら犬追いかけなくてもいいでしょうに…。

女性は、追いかけながら、歩道の縁石に足をぶつけ、転倒しかけました。その際の叫びの大きかった事。まるで、崖から落ちたような叫びです。でも、今のは、女性が勝手にこけたもので、老夫婦に何の責任はありません。私が目撃者として証言できます。

なんだか騒がしかったですねーと知人と話しつつ、タクシーを待ちましたが、なかなか来ません。駅の反対側のタクシーを使うか、バスを使った方がいいか迷い、隣の同じくタクシーを待っている人に声をかけました。

「珍しく、タクシー全然来ませんね。」

「そうですね。私はもう40分も待っているのですが…」

「ええ〜!40分!」阪急茨木市駅の正規のタクシー乗り場(徒歩1分)に行けば、いくらでもタクシーあるでしょうに…。

こりゃ無理だと思い、茨木市駅ロータリー側のタクシー乗り場に行くことにしました。ちょうど、そのとき、バスが発進するところでしたので、バスに乗り、移動することにしました。

車中、友人は、「小型犬に叫ぶ女性、片や、40分もタクシー待つ男性。まさしく、動と静と正反対ですが春の陽気がそうさせるのでしょうか。」と感想を述べていました。   

平和な春に感謝。