カタールワールドカップ、アルゼンチンの優勝で幕を閉じました。アルゼンチンのメンバーや観客を見て、ふと、「南米なのに白人ばっかりだなあ-」と思いました。アルゼンチンは、マラドーナのイメージが強かったので、有色人種が多いというイメージでいました。調べてみると、なんと97パーセントが白人でした。もちろん、混血も白人に含めての統計ですが…。

原住民の消滅。まさに、人類の黒歴史です。当時、未発達で人口保持力が小さく、人口密度の低い原住民族は、スペインにいとも簡単に絶滅させられちゃったのですね(免疫の無い疫病で、大量死)。白人優位主義の国家として多くの白人移民を受け入れました。特に、ヨーロッパで貧しかったイタリア移民が多かったようです。確かに、「母を訪ねて3000里」の主人公マルコはイタリア人でしたね。

対して、アジアでは、白人国家は成立しませんでした。フィリピン(名前の由来は、スペインの国王、フェリペ2世)が危なかったですが、様々な理由から(人口、ヨーロッパからは、喜望峰回りしなくてはならない、多数の島国、周辺に強力国の存在)、なんとか持ちこたえた様です。