緊急事態宣言で、経済がストップした状態です。
いろいろな人が大変困った状況にあります。その中で、今回、学生さんについて思うところ書きたいと思います。
現在、大学生のアルバイト先が休業中でとても大変なことになっています。今の大学生は、かなりの人が学費だけ親に出してもらい、下宿代等生活費の捻出は自分でアルバイトして稼いでいる人がとても多いのです。中には学費も自分で出している人もいます。ただでさえ、アルバイトに追われて勉強がおろそかになることが従前から問題となっていたのに、その生活費の捻出がままならなくなりました。
私の学生時代、正に、このような生活でした。通帳に10万円があったためしがありません。家庭教師のアルバイトが切れる3月は、引越のアルバイトしていました。大学を卒業しての受験生時代も常に、通帳とにらめっこしていました。あの時代、このようなコロナショックが発生していたらと思うとぞっとします。
先日、ナイナイの岡村さんが、ラジオで発した発言が不適切発言として糾弾されていました。確かに、発言の内容自体は、問題のある発言です。たしか、「風俗行けなくて困っています」との一般視聴者の相談に対して、「風俗店、今は閉まっているが、再開したら、普通では、風俗界に入ってこないような、可愛い女の子がお金に困り、割り切った短期バイトで入ってくる。」という趣旨の内容だったと思います。本当は、深刻な問題なのに、ラジオのバラエティでもおかしく扱うべきではない、ラジオ局のモラルを問われても仕方ないと思います。
しかし、昔から金銭的に困窮すると、女性は、身を売り、男性は犯罪に走るというのが定番なのです。
将来の国の運営の担い手である学生を保護することは急務です。学生のアルバイトの減少に対して、今回、雇用保険に加入していなくても雇用調整助成金がでます。雇用主が雇用調整助成金を受け取って無くても、シフト減、出勤停止に対して休業手当を請求できるのです。ただ、雇用主自体も今回のコロナ禍で体力を喪失しており、実際に払ってもらえることは期待できない場合は多いと思います。
学生を守る制度・対策が企業、学校、国、自治体に対して強く求められます。
そんな中で明石市長の泉市長がいち早く、学生の学費を無利子無担保貸し出すことを発表しました。親に使われることを防ぐべく、市から直接学校に振り込むという手法を使っています。泉市長は、私が修習生時代、お酒をご一緒したことがありました。とてもエネルギーにあふれた方です。流石と大変感心しました。
お金の使い道分かっています。