朝、事務所に来てみると、私の愛用のマグカップが壊れた状態で、机の上に置かれていた。
事務員さんが、「すいませーん。落として、壊してしまいました」と謝ってきた(勿論、私の対応は、「マイペンライ」)。
このマグカップは、10年前に、リオのカーニバルに行ったときに購入したものである。大きさと色具合がとても気に入っていた。そして、今まで、何度も、落としたのであるが、割れなかったとても面の皮の厚い奴である。
実は、この夏、青森の縄文遺跡である三内丸山遺跡に行ったとき、記念にマグカップを購入していました。遺跡の物見台に似せて、底が広く、口が狭くなっている形状です。
私は、よくマグカップを倒すので、これなら倒しにくく、事務員さんに怒られずに済むと思って購入したのです。頭の片隅に、ブラジルマグカップも10年経つし、世代交代かなあーと思いもありました。
そんな中で、ブラジルマグカップの破損。事務員さんは、新しいマグカップが来て、このマグカップも自らの潮時を考えたのでしょうね。と壊した張本人なのに勝手な事を言っている。
私は、10年過ごしたマグカップとお別れしようとゴミ箱に入れようとしたとき、「私は、まだいける」という声がした様な気がした。
私は、倉庫からグラインダーを取り出し、取っての割れた部分を削り出した。完全には、削り出せなかったが、一応ツルツルに。湯飲みとしの再デビューである。
(事務員さん達、眼鏡かけて大きな音立ててグラインダー使う私を見て、何しているのか、ケチくさーとの表情)
君達、男は、一度愛着を持つと、なかなか別れられないのよ。数ある離婚事件みてたら分かるでしょ。
因みに、家には、25年前、ハワイの新婚旅行の時に購入したマグカップ、現在も25年毎日活躍しています。
因みに、このマグカップ、安物なのであるが、3年前の大阪北部地震の時、他の高級カップを壊しつつ、生き残った図太いウイ奴である