ロシア軍がウクライナに2月24日侵攻しました。世界は、今の時代、パフォーマンスではなく、現実に、軍事力を以て、隣国の政府転覆を謀るなど、思いませんでした。

まるで、ソ連時代の、「プラハの春」事件です。しかし、この侵攻、簡単にはいかないと思います。旧ソ連時代の軍事侵攻は、政府が元々、ソ連体制にある中、民主化運動の芽をソ連の軍隊が摘んだものです。いわば、当該政府の援助をソ連が援助したものと言えます。

これに対して、ウクライナの場合、政府は、既に反ロシア体制にあります。国家として、ロシアに対抗するわけですから、相当な抵抗が予想されます。西側国家は、自ら、軍事介入することはないでしょう。自国民が他国の為に血を流すことは世論が許しません。小型兵器援助によるウクライナ人支援がなされます。

ロシアは、アフガニスタンの教訓を忘れたのでしょうか。大規模な軍事力をもってしても、小型兵器による反撃の効果は絶大です。何十億円もする戦闘機、戦車が僅か1メートル、20キロの重さの小型ロケットで簡単に破壊されてしまうのです。市街戦簡単に制圧することは不可能です。一種のゲリラ戦となります。侵攻側に膨大な被害がでます。ゲリラ戦となると敵側に取っては、全ての住民が敵に見えて、女性子供を含む無差別殺人が発生します。軍事施設だけの攻撃で済むはずがないのです。

世界の経済は、大きな痛手を受けますが、ロシア経済制裁を世界の国々結束して行わないといけません。痛みを伴いますが、ここで、躊躇するようだと、今後の独裁者の横暴をストップすることはできません。やってはいけないことをすれば、大きなしっぺ返しがあってこそ、平和が守られるのです。