ペットは、家族と一緒です。しかし、交通事故賠償では、ペットは、物扱いです。しかし、生き物を車と同じ様に処理して良いのかという問題があります。
自動車は、修理代と時価を比較し、修理代が時価を上回る場合、経済的全損として、時価で処理されます。
最近、依頼を受けた案件で、どうしても納得のいかないものがあります。保護犬をもらい受けてその犬が交通事故に遭いました。大怪我で、治療費も100万円程度かかりました。保険会社からは、保護犬は、経済的価値が無いとして、せいぜい30万円程度しか支払わないと言われて、遠方の方でしたが、当事務所へメール相談をされました。死亡事故の場合はともかく、生きている動物です。経済的価値ないから修理(治療)する必要無しというのはおかしいでしょう。実際に治療費がかかったのですから補償するべきです。
裁判になるかもしれません。今後の展開が楽しみです。