私は、以前九州の医学生とのMRI画像勉強会に参加させて頂いていました。学生だった彼ら彼女らも、今は、すっかりお医者さんとして、第一線で頑張っておられます。
30歳前後の若手DRは、いわば修行の身、総合的に各科を研修する段階を終えて、専門性を高めるべく、毎日、多くの案件をこなしています。
今年から大学病院の産科に行った女性医師は、5時間寝る時間を確保するのだ大変だととても疲れている状況です。昨日の台風10号が九州を襲っているときも、「今、風が強いけど、やっと、今帰るところです」と夜11時位にLINEがあった。(今、暴風域でしょ!!)。
ある人は、SNSで、「求められる医師は、専門家か万屋か」について投稿していた。人間の体は、複雑です。いきなり専門の所に辿り着くわけがありません。万屋さん(浅く広く)の人が絶対に必要です。
万屋さん、浅く広くっていっても、ほぼ、無限の世界です。毎日毎日多くの患者さんを看て、勉強しても、追いつくことはないでしょう。
当然、自分を切磋琢磨して、成長を続ける医師と精進を怠る医師も存在します。世の中、できる人に仕事が集中してしまうのですね。どの世界でも、一握りの人が回りを食わせるのが現実です。AIの発達で、万屋さんが必要なくなるという人がいますが、そうではなくて、できる医師の過重負担が軽減される方向に進んでいくのだと思います。
できる医師は、本当、自分の命を削っておられるように思います。「少しも足を緩めること無いのに、毎日、睡眠不足」と語る君、辛いでしょうが頑張って下さい。でも、休むことも忘れてはいけません。