以前から少子高齢化がずっと問題視されていますが、皆さん、具体的なイメージができていますでしょうか。
なんだか段々人が減っていく位のイメージになっていませんか。それは、平均寿命が延びているので(「高齢化」)、少子化の本当のイメージができていないからだと思います。今回は、「高齢化」を省いた「少子化」のテーマに絞ってお話したいと思います。
できるだけ、問題点をより明確にするため、韓国の特殊出生率(0.7)で考えます。
男女、各100人の合計200名の男女が、100組のカップルを構成すると考えます。
カップルから生まれた子供が更に結婚すると考えます。
特殊出生率(女性が生涯に産む子供の数)が、韓国は、0.7人ですから、100組のカップルから誕生する子供は、70人です。
70人の子供からは、35組のカップルが誕生し、×0.7で24.5人の子供が誕生します。
なんと2世代で、200名が24人に減少するのです。女性が出産可能な年齢を35歳(実際はもう少し上で)としますと、なんと、わずか2世代、70年で、出生人口は、10%強まで減るのです。
更に、次の3世代目では、3世代目24人から、12組のカップルが誕生しますから、×0.7で8.4人です。100年で、8人 カップルは、4組しか生まれない事になります。
僅か3世代100年で、出生人口が200人から8人に減ってしまうのです。今年は、昭和101年です。戦争など何もなくても、出生人口が4パーセント迄減るのです。
次の第4世代目は、簡単に計算できますね。8人からは、4組のカップル、生まれる子供は、2.8人です。
第5世代目では、1.4組から生まれる子供は1人(0.98)です。明治維新から今年で158年。200人が1人になってしまうのです。
日本の場合は、特殊出生率1.2人ですが、仮にこの率を維持するとして、200/2×1.2=120人
120/2×1.2=72 72/2×1.2=43人 実に、祖父母世代とひ孫世代は、1/4です。
このままでは、特殊出生率1.2の維持も難しいと思います。
人口の減少に対して、欧米は、外国人の移民を受け入れました。今、フランス、ドイツ、イギリスに行ってみると私たちがイメージする白人国家ではないらしいです。
中国は、一人っ子政策を長年していまし、その政策下では、男子偏重がなされたので、より人口の減少カーブは、著しいものとなります。
世界は、この人口減少に対して、どう国家を成り立たせていくのでしょうか。



