昔から内職(あるいは在宅アルバイト)詐欺というのはあった。古典的なのは、内職を紹介し、そのための教材費を高額ローンを組んで買わせて、内職を発注せずに、ドロンと連絡が付かなくパターン。
今は、もっと恐ろしい手口が広まっている。副業登録を犯罪者の言うままにすると気付かぬうちに個人情報を犯罪者に与えてしまい、犯罪者は、この個人情報を利用して、本人になりすまして、あちこちに借金をするというものです。
手口としては、副業紹介とSNSに広告を出し、そこに連絡すると
- 3か月給料保証します。内職の給料を振り込みますので、ネット銀行口座を作成させる。いちいち細かく手口を指導するので、ネット銀行の口座番号、パスワードも犯罪者は把握する状態にする。
- 副業会員登録と称して、ネットでの登録手続きとマイナンバーカードや源泉徴収票などの資料も添付させて登録させる。これで、消費者金融などに、本人となりすましてのネットでの借り入れができる状態になる。
- ①の口座、②のマイナンバーカード、源泉徴収票を利用して、消費者金融に対し、本人になりすましての借り入れを行う。審査が通れば、各金融機関から、①のネット銀行口座に振り込みがなされる。①の口座からネットバンキングで、他の口座に送金。その口座から出金がなされる。
- 一月後、返済期間が過ぎて、消費者金融から請求を受けて、借金を負わされているのを知る。
昔のタイプの内職詐欺は、教材費程度なので、被害額が比較的少なかった。50万円程度。
しかし、この新タイプは、借りられるだけ借りられてしまうので、所得がある人ならば、300万円位の被害を受けてしまうのである。
そんな資料で、本人確認したのは金融会社の責任で、被害者は、責任を負わないと言いたいところが、本人名義の口座、マイナンバーカード、源泉徴収票を示されれば、本人と判断してしまう。少なくともそんな重要な書類を渡した本人に過失が認められるという判断が下される可能性は十分ある。
皆さま、怪しい登録には、十分ご注意ください。



