4年後に、立命館大学草津キャンパスの学部の一部(情報理工学部)が茨木キャンパスに移るそうです。学生が2400人移ることになります。10年前に経営学部が茨木に移るとき、3400人移ったことに続けての事なので、草津キャンパスの学生向賃貸住宅経営者は頭を抱えている様です。
立命館大学の戦略は、凄いと思います。茨木キャンパスは、JR茨木駅から徒歩5分。和歌山、姫路、彦根も通学圏内です。新幹線使えば、岡山だって通学圏といえます。立命館大学、京都キャンパス(衣笠)も正直、交通の便が悪く、遠方からの通学は難しい。関関同立、関大も関西学院大学も大阪駅まで、徒歩含め1時間近くかかります。教室から大阪駅まで20分程着く大学は、もはや京都の大学とは言えませんね。
茨木には追手門大学、梅花女子、藍野大学、大阪行岡医療大学があり、比較的学生の多い町ですが、通学生が主でした。
立命館茨木キャンパスは、交通の便がいいことから、いわゆる下宿生は、そんなに多くない様ですが、やはり一定の割合でいますので、茨木のワンルームマンション活況です。
草津キャンパスの学生向け賃貸住宅のオーナー、節税対策として、ローンを抱えながら、マンションを建てた方は、頭を抱えていると思います。
実は、同様の問題が、大阪外国語大学が大阪大学と合併したときも、同様の事が起きました。当時、大阪外国語大学の学生は、まさしく、全国から来ており、また、箕面市と交通の不便な所にありましたので、下宿が前提でした。地主さん銀行やディベロッパーから勧められ、節税対策の為、学生向けマンションを建設しました。
ところが、大阪大学との合併により、学生は、箕面市から離れました。教養課程は、池田市の大阪大学キャンパスですので、当然1年生は、その近くに下宿します。専門課程に入っても、箕面キャンパスは、近いので、わざわざお金をかけて、箕面市に引っ越すようなことはしません。無論、資産価値も下がり、折角の節税対策が、逆に、ローン地獄に苦しむことになるのです。
箕面市の隣にある当事務所でも、当時、箕面市に法律事務所なかったこともあってか何人かの破産の依頼を受けました。
旧外大向け学生マンション賃料相場、無茶苦茶安いです。当時に比べて、箕面市交通の便よくなってきました。箕面市自然環境とてもいいので、案外お得かもしれません。