8月15日、日本がポツダム宣言を受け入れて80年が経ちました。降伏調印をしたのが9月2日なので、厳密な意味での終戦ではなく、事実上の終戦ともいえます。

この時期になると戦争の悲惨さを伝えるできごとをテレビ番組などで、頻繁に取り上げられたりしています。戦争の悲惨さを伝えることはとても大切で良いことだと思います。

ただ、私は、いつも思うのです。何故、日本は戦争するに至ったのか。この議論なしに、単に「戦争反対!」を唱えても無意味と思います。今の日本に「戦争賛成」と言っている人などいるのでしょうか。「戦争は、話し合いで解決を目指す」というのは当たり前の話であり、話し合いがつかないときどうするかが問題と思います。ガンジーが唱えた「無抵抗・非服従主義」で対処すべきというのでしょうか。話し合いが通じ合わないことなど、よくある事であり、むしろ、普通の事です。国家は、組織です。自分の意見とは違った方向に進むことなど普通なのです。戦後教育では、戦前の日本は、地球侵略を狙うショッカー(仮面ライダー)の様な扱われ方とします。しかし、そんなことは無かったことは誰が考えても分かります。そんな単純なものではないのです。「軍部の独走だ」という単純な言葉で処理してはいけないと思います。そういう事の研究や学びがあってこそ、「戦争回避(反対)」を実現できると思います。