オリンピック休暇、青森で北関東在住の弁護士と大阪の弁護士の合宿研究会をしました。ワクチン2回接種済みながら、緊急事態宣言下の大阪脱出申し訳ありません。

ねぶた祭りは、今年中止になっているので、ねぶた記念館をささっとみて、恐山に行きました。恐山というと下北半島にある荒野みたいなところにある小屋で、「イタコ」のお婆さんが霊を呼んでいるイメージが強く持っていましたが、現実は、全く違いました。恐山は、緑溢れる綺麗なところでした。緑溢れる山間の一画、硫黄が噴出する区間があって、その当たりは、草木も生えておらず、私の恐山のイメージどおりの殺風景な風景がありました。九州の雲仙や箱根にも「〇〇地獄」というのがありますが、そんな風景です。夏はともかく、冬は、殺伐とした風景でしょうね。

硫黄写真

硫黄写真

恐山には大きなお寺があります。硫黄の殺風景な風景、お寺の外から見えるので、そこから写真だけとって(なーんだこんなものか、拝観料勿体ない)、帰ることにしました。

観光地は無いかとググってみると恐山温泉というのがあります。所在地は、このお寺と同じ。そんな溫泉どこにあるのかなあ~ 行き止まりの道で、それらしき標識もありません。その時、お寺の拝観受付の人が前を通ったので、「すいません。この辺りに溫泉はありますか」と尋ねました。すると、結構強い口調で「この辺りに温泉施設はありません!」ときっぱり言われました。「でも、ネットで出てくるのですが…」「よく、そういう間違った情報を出しているところがあるんですね。温泉施設はありません!」とまたもやきっぱり言われた。しかし、地図には、「恐山温泉 薬師の湯」というのが出てくる。きっぱり断言なさるお坊さんに再度、しつこく、「恐山溫泉」ではなく、「薬師の湯」と検索ワード変更して質問すると、「ああ、それは、ウチにあります。しかし、温泉施設ではありません。拝観されたあと、ご利用することはできます」との回答であった。 溫泉の入浴施設はあるが、殊更、温泉施設であることを否定してくる。よくわからんが、まっいいかと、拝観料500円支払い、中へ。

山門

山門

すると、あります!正に境内の中に「男湯」とある掘っ立て小屋が…。

風呂小屋

お坊さんに言われたとおり、参拝してから、入浴しました。

お風呂の様子

お風呂の様子

硫黄の匂いたっぷりの素晴らしい溫泉でした。

施設に入るのに、費用は、別途かかりません。お坊さんが、何度も、こちらの意図は分かっている筈なのに、嫌みなくらい「温泉施設ではない」という事を言っていた意味が分かりました。あくまでも、消費税も、入湯税もかからない宗教施設の利用なのです。お参りという宗教行為は必須です。入浴に、参拝は不可欠なのです。

拝観料500円は、あくまでも拝観料です。500円で立派な溫泉入れる~お得だ~と思ってはいけません。

お風呂でさっぱりして、ホテルへ向かった。途中、世界で最北に生息するお猿さん一家が道路沿いでくつろいでいました。夏の恐山のんびりした雰囲気でいいですね。

猿

風景写真