かって、イギリスやフランス等欧米国家は、世界中に植民地を増やしていましたが。現在でも、違った方法で強国からの侵略がなされています。

中国は、「一帯一路」を掲げ、周辺国のインフラ援助をしたりしています。

ラオスも首都ビエンチャンから中国昆明まで、高速鉄道が通っています。この建設費の7割は、中国、3割はラオスが負担ということになっています。

ただ、この3割分もほとんどが、中国からの借入です。

この高速鉄道の利用者の殆どは、中国人です。ラオスの人は、貧しくて、高速鉄道のチケット代に手が届かないのです(2日分の日当分)。ラオスが中国に借金して作った高速鉄道は、ラオス人に利用されないのが現状です。

ラオスには、天然資源として、メコン川からの水量を利用した電力があります。中国からの借り入れでダムを建設しました。電力収入で借金を返す予定でした。しかし、思った以上に、建設資金がかかり、また、予定外に利益を得ることができず、中国への借金返済が不可能になりました。ラオスのダムで作られた電力は、借金返済の為、周辺国への輸出に向けられます。ラオス国民に回される電力は、わずかで、国民にとって、値段も高く、国民が自由に使えるものではありません。

結局、政府は、ダム電力の運営権を中国に売却してしまいました。これでは、電力を誰に売るか、いくらで売るかの決定権が外国に握られてしまうことになります。

また、政府は、以前はケシ栽培で悪名高かったゴールデントライアングル(タイ、ミャンマー、ラオスの国境地帯)地帯の運営権を99年もの間、中国に売り飛ばしました。まるで、アヘン戦争後の香港九龍の様ですね。今は、経済特区として中国資本がカジノやホテルを建設しており、その地帯は、ラオスの警察も入ることができません。治外法権となり、国際詐欺集団の拠点として利用されたりしており、世界中の人が迷惑しています。

政府は、なぜこのような事をするのでしょう。おそらく、政府要人は、買収されていると思います。国民ではなく、自分の利益しか考えていないのでしょう。

これでは、ラオスの国民は、利用されるだけされる家畜の様です。

ラオスは、フランスの植民地から脱して独立したのに、本当の意味で独立国になれていません。このままだと、中国の植民地化が進むと思います。暴動が起これば、自国民保護の名目の下、中国軍の介入があるでしょう。

強大国の隣で独立を維持するのはかなり大変なことなのです。特に陸続き。このことはミャンマーも同様ですが、この国は、内戦状態ですので、話がもっと複雑です。