最近、テレビ・ゲーム・映画などなど、なにかと3Dものが多いですね。

医療の世界でも、3Dのものがあります。

それは、胎児をより立体的にみる「3Dエコー」というものがあります。

顔や手足が立体的にみえることで、胎児の表情などが分かったりします。

そして、CTでも「3D-CT」という、脳などを立体的に映し出してくれるものがあります。

先日、実際に見る機会がありましたので、少し紹介したいと思います。

その病院では、脳にある静脈と動脈を青と赤で色分けしており、腫瘍などは別の色(緑)で表してありました。

静脈と動脈、腫瘍以外は黒くなっているので、前後左右から見てもどの部分が悪いのかが一目瞭然でした。

MRIやCTといった白黒画像では、毛細血管や骨格などがぼやけて映ることがあり、

実際に手術をしてみないことには、わからないこともあります。

しかし、立体に見えることで、医者は医療方針を立てやすく、いろいろな角度で、腫瘍の位置を確認できるので、

手術の時間短縮や患者の負担減らすことも可能でしょう。また、診断ミスを防ぐことにもつながることでしょう。