本日は、当事務所、事務員さんからのブログ参加です。
憤懣のご様子…。以下どうぞ。
東日本大震災から、1年7か月が経ちました。
日本は国中を挙げて、東北を立て直そうと、努力してきました。
いや、してきたつもりでした。
そのために、募金もしたし、復興増税にも異議を唱えなかった。
東北の方々が少しでも早く、笑顔を取り戻してくれるなら・・・と。
しかし実際のところ、復興増税のお金は、他の地域で使われているようです。
例えば、大阪市福島区税務署の耐震工事。沖縄県の国道工事。外務省においては、アジア大洋地域、北米地域との青少年交流(72億円)。
なんだそれ。
東北関係あるか?
耐震補強なら、市の税金でやれよ。
外務省、暇なのか?そんなことしている暇があったら、東北にいってがれきの一つでも拾って来いよ。
一般予算で通らないからと、特別予算でそんなことするな!
腹が立つから、税金納めるのを拒否しようかとも考えたが、
「納税の義務」というのがある。
ますます腹立たしい。
腹立たしいので、一ついい話を。
先日聞いた話ですが、和歌山県のとある会社の方々が東日本大震災で通行できない道を直すために、仕事として派遣されたそうです。
ニュースでよく見かけた「ただ今から行ってまいります」とかいって、マイクロバスに乗り込んで行ったボランティアの方々ではなく、あくまで仕事で。
そして、あまりの被災のすごさにただただ茫然となったそうです。
仕事は無事に完了し、会社からも帰ってこいと言われたそうなのですが、社員の方々みずから「もう少し、ここにいさせてください」と頼み、ボランティアをかってでたそうです。
団体のボランティアの方々というのは、「ここのがれき撤去お願いします」とか言われたことだけをするそうなのですが、その社員さんたちは、自分たちが気が付いたことを率先してやっていたそうです。
動物の死体や人の死体も運んだそうです。
仮設住宅の前の道がガタガタで、お年寄りが歩くにはあまりにも危ない箇所があったようで、がれきで道を作ったりもしたそうです。
仮設住宅に住む老夫婦がとても喜んでくれて、家に招待してくれたそうなのですが、人が3人ほど入ったら、座るところもないような、家だったそうで、「あんなところにいつまで住まわすつもりなんやろ」と思ったそうです。
東北にもうすぐ冬がやってきます。
仮設住宅に住めるのは、2年間だけだそうです。
いますぐ、本当に必要なところに資金を回してくれるように願います。