一般的に自転車は自動車とは違うし、危険性も少ないという感覚がある。
しかしながら、自転車は文字通り「車」の仲間で「軽車両」に分類される。
つまり、自動車と同じ扱いを受けるのである。飲酒したあと、自転車に乗れば、飲酒運転で捕まる可能性もあるのである。
埼玉県では、自転車利用者の交通ルールの徹底とマナーの向上を目的として「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が平成24年4月1日施行された。
下記警察庁調べの表によると、自転車事故自体は、近年減少傾向にあるが、対歩行者事故は増加傾向にある。
しかしながら、自転車はぶつかったとしても、「これくらいなら、大したことはないだろう」と安易に考えられることが多い。
さらに、特徴が色くらいしかないため、当て逃げされたりしても、泣き寝入りするしかないこともあるだろう。そこで、最近損害保険会社が売り出しているのが、自転車保険だ。
月々120円で入れるものもあるそうだ。缶コーヒー代ほどの金額だ。この金額を支払うだけで、相手に怪我されたときなど、保障されるのであれば、安いものだ。
一部の自転車保険には、弁護士特約が付いているものもある。
自転車での事故など、たかが知れていると思わず、自転車に乗るなら検討すべきものだろう。
東日本大震災の後、自転車に乗って通勤通学する人が急増している。
ガソリンの高騰などで、今後はさらに自転車の普及が増加することだろう。
自動車やバイクと同じように自転車にもナンバープレートを義務付けし、事故防止及び対人保障にも力を注ぐべきであろう。