前回、交通事故に遭った際に、逸失利益を計算する際に用いる「ライプニッツ係数」について書きましたが、
「新ホフマン係数」というのもあります。
違いとしては、「新ホフマン係数」は単利計算、「ライプニッツ係数」は複利計算です。
例えば、5年後に100万円を受け取るための元本を計算すると、
(単利計算)
1,000,000÷(1+0.05+0.05+0.05+0.05+0.05)
=800,000万円
(複利計算)
1,000,000÷1.05≒952,381
952,381÷1.05≒907,029
907029÷1.05≒863,837
863,837÷1.05≒822,702
822,702÷1.05≒783,526円
となります。
単利と複利では、16,000円ほどの差が出ました。
自分で貯金する場合は、複利の方がいいでしょうが、交通事故の損害賠償としてもらう場合どうでしょうか。
実際の裁判では、大阪では新ホフマン係数を採用していましたが、
近年では東京・名古屋と同じように大阪でもライプニッツ係数を採用する場合が多いです。