世の中、不合理なことだらけです。茨木太陽は、そんな所を照らし出し、世に訴えたいと思います。ぼやき漫才 人生幸朗さんが如く、茨木太陽がぼやきます。「ばか者!!責任者出てこい!!」
えっ!!人生幸朗(じんせい こうろう)さんをご存じない…。昭和漫才の大御所です。是非、YouTubeで検索ください。知らなきゃ損。
さて、本日は…
某法律事務所 タクシー共済相手お断り
皆さん、聞いてください。先日、ある交通事故の相談を受けました。
30代女性。バイク走行中、前方のタクシーが急転回し、衝突し、大怪我を負ったという事案です。
タクシーに大きく非がある案件なのに、事故係の人から「自賠責の範囲でしか対応しませんので、費用節約の為に、健康保険使ってください」と言われて、今後のことが不安になり、テレビで盛んにCMで宣伝している某法律事務所に電話をかけたそうです。事情を説明したところ、電話口の女性事務員さんから「当事務所では、タクシー共済相手の事故は扱っていません」と断られたそうです。
確かに、タクシー会社相手の事案は、かなり面倒で、手がかかる事案が多いのは事実。保険会社なら自社の評判にもかかわるので、親切とまではいわないでも、あまり、無茶なことは言ってきません。
しかし、タクシー会社は、賠償を減らすことが経営上の命題ですので、牛歩戦術が如く、なかなな交渉に応じてきません(この事は、またの機会に、じっくりぼやきます)。
某法律事務所は、マーケティングを重視する経営方針の様です。事件処理をできるだけマニュアル化していこうとしている様です。複雑な案件は、マニュアルで対応できず、依頼者とトラブルになるので、最初から、受任対象から外すということなんでしょうね。
果たして、それで「専門」と評しえるのでしょうか。楽な案件だけ受任する姿勢には疑問を感じます。難しい事案を処理してこそ、弁護士の専門家としての力量を発揮できるのではないでしょうか。
まっ、「事件を選んで何が悪い。あなたも事件断ったことがあるはず」と言われてしまえば、それまでなのですが、敢えて、私は、叫びたい。「責任者出てこい!」