世の中、不合理なことだらけです。茨木太陽は、そんな所を照らし出し、世に訴えたいと思います。ぼやき漫才 人生幸朗さんが如く、茨木太陽がぼやきます。「ばか者!!責任者出てこい!!」
えっ!!人生幸朗(じんせい こうろう)さんをご存じない…。昭和漫才の大御所です。是非、YouTubeで検索ください。知らなきゃ損。
さて、本日は…

黒塗りの図ってなんやねん

皆さん、聞いてください。
私は、警察に腹が立って仕方ありません。当事務所は、交通事故事件を多く扱っているのですが、通常、過失割合が問題になる場合、警察作成の実況見分調書を取り寄せて、それを検討することになります。ただ、物損の場合、実況見分調書は作成されませんので、その場合、警察の物件事故報告書を取り寄せたりします。この物件事故報告書というのは、実況見分調書と違い、警察官が距離とか測定することなく、フリーハンドで「こんな事故でした」って感じで、かなり簡略化された図が描いてあるのです。正確なものでありません。幼稚園児の図かと思いたくなるような図もあります。そんなわけで、証拠としての有用性は低いのですが、事故直後、当事者から聞いた話ではこうだったということを示しているので、後から相手の言い分が変わってきたような事案については、役に立つ証拠となります。
 ところがです、今、これについて、プライバシー保護を理由に、マスキング(黒塗り)されたものしか提出されない事態が発生しています。これでは、全く意味がありません。
事故の報告はありましたくらいしかわかりません。裁判所からの調査依頼でも、そのような扱いに終わる警察署が増えてきています。
 当事者は、警察に話しているから大丈夫だと思って、事故直後の状況を写真に撮ったり、録音したりということはしていないことが普通です。
 当事者は、これを欲しているのに誰のプライバシーというのでしょう。いい加減な図を見せたくないという警察の意図でしょうか。
 私は、声を大にして言います。税金払っている市民の為に、きちんと仕事しろ!作った書類きちんと見せろ!責任者出てこい!