物損事故
40代男性 公務員


四国からのご依頼
路外から幹線道路へ出る相手方者と幹線道路第2車線から第1車線へ進路変更した直後に接触事故。
基本 20:80の事案である。相手車運転のご老人、特に顕著な根拠無く、「私は、悪くない」と言い続けるものですから、相手保険会社も対応することができず、全く、交渉が進まず、仕方がないので、自費で車の修理を自分でしてしまっていた案件。
 問題は、経済的全損と評価される車を相当な費用をかけて修理してしまっていた事。本来ならば、走行に全く問題ない傷であったので、簡易の修理くらいにとどめて、賠償金を将来の購入費に充てるようにしておくべき案件であった。
 弁護士介入後も、相手保険会社と加害者との意思疎通もうまくいかず、結局、裁判するしか無かった。弁護士費用保険加入あり、四国への裁判は、おいしいうどんを食べる機会を得ることができ、弁護士にとっては、それは一つの楽しみであったが、経済的全損車に、多額の修理費用をまかなう論理の壁がある。裁判所から最大限の物損評価と、こちらに有利な過失割合の和解案を出してもらったので、和解となる。
 保険使っているので、自分のお金で、賠償するわけでは無いのに、頑固に、「私は悪くない」と言い続ける老人加害者の案件は、近時、よくあります。被害者大迷惑です。保険会社も弁護士費用が更に負担になるので、賠償金以上の出費になってしまいます。