【事案の概要】
40代男性 追突、腰椎捻挫。
路外から突然飛び出しのように車両が道路に侵入してきました。それに対して、急ブレーキおよびハンドルを切って、衝突を回避しましたが、後続車の追突を受けました。
飛び出し車両は、衝突も無かったことから現場を離れていきました。
交渉段階から保険会社は、当方の過失も主張してきました。ドライブレコーダーもあり、飛び出し車両が事故の原因を構成しているのは明らかです。当然、事故発生原因は、飛び出し車両と車間距離をとっていなかった後続車にあります。保険会社の方で、ドライブレコーダーのナンバーから当該車両調査特定し、そちらに対して求償するべきです。もちろん、調査の結果の情報を当方に提供してくれれば、加害者に加えることについて協力する用意はあります。
しかし、保険会社は、一向にそのような調査をすることなく、賠償の段階で、当方の過失を執拗に主張してきました。挙句の果て、腰椎捻挫の後遺障害も獲得したのですが、後遺障害も否定してきて、結局裁判となりました。
相手保険会社は、まるで嫌がらせをするかのようなのらりくらりの牛歩戦術。結局、全面勝訴で終わりましたが、事故発生から解決まで2年を要しました。保険会社の意図がよく分からない事件でした。