【事案の概要】

  • 自転車VS原付バイク
  • 男子中学生

自転車とバイク、同一方向進行中、自転車は反対側に横断するべく進路変更、後続バイクと衝突した事案です。こちらは無傷でしたが、相手は肩を骨折する大けがを負い、障害も残しました。

こちらの中学生には、個人保険は未加入(自転車保険も車の個人賠償保険もない)、唯一、コープ共済の保険があるだけでした。コープ共済は、とても変わった保険で、賠償額と弁護士費用合わせて、限度額100万円しかでない保険でした。それも、損害の割合に応じて弁護士費用が算出されるというものですが、計算がややこしい。相手が訴えてきたので、受任せざるを得ず、ご両親、もともと、自腹覚悟で、少しでも相手への支払いを抑えるべく、受任となりました。

訴訟中、野球少年の両親には、経済的負担をかけたくないという気持ちがひしひし伝わってきており、私的には、かなり精神的にしんどいケースでした。

しかし、ふとしたことから、PTAが加入している保険は、こういった休日のクラブ活動にも適応されることが判り、精神的プレッシャーから解放されました。

その後は、PTAの加入していた保険会社と打合せしながら、訴訟を追行し、家庭には弁護士費用も含め、一切の負担のかからない結果を得ることができました。

PTAってすごい!