【事案の概要】

  • 70代 主婦
  • 自転車vs原付バイク

スポーツジムの駐車場、歩行者と自転車のみ通行できるゾーンに高齢男性の運転するバイクが侵入し、衝突。下腿打撲の傷害を負った。原付バイクには、任意保険がかけられていなかった。バイクの運転者とはしばらく連絡を取れていたが、途中から全く連絡が取れなくなり、その人が経営するお店にも行ってみても、誰もいない状況であった。住所の変更はなく、まったく、行方が知れない状況になった。

やむなく、自賠責保険を相手に訴訟を行った。自賠責の基準にとらわれず、120万円の枠の範囲でできるだけ賠償金を取るためである。

もちろん、行方不明の相手も訴訟に加えている。少額の案件であるが、被害者の憤りに、当職も同調し、公示送達など手間のかかる作業をおこなった。たまにはこのような訴訟をやっておかないとという思いもあったが、いい訓練になった。