40代 女性。
被害者が自動車を運転して対面信号の赤色灯火に従って停止していたところ、後方に停止していた自動車の運転者がダッシュボードを探っているうちにブレーキペダルの足が緩み、クリープ現象にて追突したという事故です。
受任時点で被害者請求の結果14級9号が認定されていたため、相手方代理人弁護士との示談交渉を開始しましたが、相手方代理人弁護士が突然「そもそも本件事故で受傷するはずがない」と主張し、訴訟に発展することとなりました。
相手方代理人弁護士はおよそ150ページに及ぶ工学鑑定書、医師による意見書を根拠に物理学的・医学的に「本件事故では受傷するはずがない」との主張を展開してきましたが、被害者の感じる症状、いわば「被害者の声」を裁判所に丁寧に主張することで、受傷の事実があったことを前提とした和解により解決することができました。