20代女性 会社員
受傷部位:脳挫傷、骨盤、恥骨、股関節脱臼
獲得等級:12級13号

長期の入院を余儀なくされた案件。当初、認識能力に異常があり、高次脳機能障害が心配されたが、幸いにも無事、大きな問題無く社会復帰された。
後遺障害は、12級13号獲得。大きく過失減額が予想される事案であり、自賠責での解決金になる可能性があり、なんとか後遺障害を獲得し、自賠責保険金受領額を増やしたいと苦心した。ほぼ、回復状態にあり、特に日常生活に支障が認められない案件であったが、とあるポイント(秘密です)を指摘、苦心するも12級の認定に至る。過失割合については、後遺障害認定に取れたこと、ご本人が人身傷害保険に加入していたことから、過失割合よりも、総額ベースでの交渉に注力した。結果、相手からの賠償金と本人の人身傷害保険金からの過失分補填により、大きな金額を得られることができた。解決に事故から約2年を要した事案であったが、自らの不注意が大きな原因の事故とは言え、若い女性が長期間の入院を余儀なくされ、いろいろ不自由を強いられた事に対する補償が得られたことは、弁護士冥利に尽きる案件であった。