50代 自営業
事故態様:自転車VS自動車
物損請求のみ 


左折車が左折先の横断歩道を走る自転車(相手方)に巻き込む形で衝突した事故です。相手方からは、「被害者である」と言って、かなりの暴言がなされ、対応に困ってしまいました。
ドライブレコーダーは、対面信号は、自転車、自動車とも青、しかし、横断歩道上の歩行者信号は、赤でした。この場合は、過失割合は、自転車60、自動車40が基本です。
青信号で渡っても、横断歩道は自転車でも歩いて渡り、歩行者信号を守らなくてはなりません。被害者と言っていますが、実は、被害者ではなく、過失割合からするとあなたが加害者ですという事案です。自賠責の範囲内で終わる話ですので、こちらの保険会社対応はありません(使うと保険料上がる)。保険料の上がらない弁護士特約使って対応依頼がありました。
 人身の怪我については、しっかりと自賠責請求して頂いても結構ですから、そのお金の一部で、修理代払って頂きたいとの当事務所からの連絡に対しても全く反応無し。
 自転車側、個人賠償保険ついていなかったのでしょう。
 連絡がつかないので、やむを得ず、不本意ながら訴訟を提起して、相手方自賠責から得られる賠償金での支払いをお願いしようと思っていたのですが、相手方は、しっかりと先に自賠責保険を自身で全て回収していました。なのに、毎月少額の支払いしか払えないとのこと。
 依頼者からは、それでいいという事で、和解しました。元々、相手方から「被害者である」と、かなりきつい多額の請求に困っていて、当職が入ってピタッと請求が止まり、逆に、いくらかでも賠償金が取れた事で、十分満足との事でした。