20代 男子大学生
事故態様:原付vs自動車
受傷部位:足の小指骨折


直進原付と路外のガソリンスタンドに入ろうとした反対車線からの右折車との衝突。
衝突により右足小指骨折。
小指骨折癒合後も、歩行時に痛み残存。大学の野球部に所属していたが、小指の痛みで、練習に支障がでていた。革靴での歩行長時間できず、就職活動にも支障。
痛みの原因が不明確で、後遺障害認定に大変な苦労をした案件であった。
主治医は、不完全癒合の診断。自賠責は、癒合しており、痛みの原因なしとして非該当。
非該当後、足の専門医のセカンドオピニオンを求めたところ、癒合はあるが、若干の変形がありそれが原因ではないかとの意見であった。
診断書を作成してもらい再異議申し立てするも、若干の変形はあるが、関節面に異常なしとして非該当結果変わらず。
 自賠責での解決諦め、紛争処理機構へ申立する。医師の原因についての意見は違うも、客観的に問題がある状況、部位的に過重がかかる足の小指については、わずかな変形でも、負傷部位に過重な負担がかかること、MRI上も負担を伺わせる高輝度部分の存在をアピールしたところ、紛争処理機構で14級9号の認定がなされた。
 一見、治癒しているような状況であったので、痛みの原因を医師も捉えきれず、かなりのエネルギーを要した。紛争処理機構での変更率10%程度と聞くが、私の場合、40%を超えている。紛争処理機構頼りになる存在です。