80代 女性
事故がきっかけで体が弱り、それまでやってきた家事労働などもできなくなってしまった方です。後遺障害等級は認定されませんでした。
相手方保険会社は、被害者の方が高齢であったこともあり、休業損害を当初、わずかな額しか認定してきませんでした。
事故前の生活状況を聴取しましたところ、健康な方で、同居のご家族数人分の炊事・洗濯その他家事一般をほぼ一手にされてきたとのことでした。
そこで、これらの事情をもとに相手方と交渉した結果、現役世代の主婦並みの休業損害を認めてもらうことができ、当初相手方提示額の2倍強での示談を成立させることができました。
また、相手方は既往症減額も主張していましたが、その既往症というのは、被害者の方が30代の頃に罹られた、本件とは部位・症状とも全く関係のない疾病でした。本件との関連性のなさを強く主張することで、既往症減額のない示談を成立させることができました。
当初提示額
当初提示額の2倍強で解決