90代女性 
事故態様:店内での転倒事故
受傷部位:大腿骨転子部骨折


スーパーでカートを押して買い物中、品出しの店員と衝突転倒、大腿骨転子部骨折で3か月入院。
 1年定期通院、ふらつきながらも歩ける状態。若干神経を痛めている症状を訴えるも(親指が上がらない)、特に、神経的な治療をした様子はない。
 また、元々、若干足が悪かった様相がある。後遺障害としては、認定に至らないと判断(自賠責ではなく、認定機関もない)、交渉の結果、通院慰謝料満額と家事労働者との認定を認めてもらうこととし、後遺障害は不問とすることに合意。400万円近い賠償での合意となり、ご家族も驚かれていた。
 今回、店内での事故で、お店の保険を使えたわけであるが、一般の方には、個人賠償保険を付けることの注意を促す案件であった。
 ちょっと、当たって、大きな骨折。高齢者は骨が弱く、大怪我になる。今回は寝たきりにならなかったが、寝たきりになったら更に大きな賠償問題になるところである。高齢社会いつ自身が加害者になるか分かりません。