60代主婦
事故態様:自動車vs自動車 正面衝突
受傷部位:頸椎腰椎捻挫
獲得等級:14級9号


右折待ちで止まっていた(センターオーバーなく待機中)ところ、直進車がノーブレーキで正面衝突。相手は、衝突後、そのまま、逃げたがすぐに信号待ちで止まったので、追いかけて、捕まえた。
火事場の馬鹿力か、衝突直後は、走って追いかけることができたが、直後から、上肢、下肢に強度の痺れが発生、耳鳴りにも悩まされる。

症状がひどく、入院も2ヶ月、その後も大学病院も含め大小の数々の病院で受診をしている状況であった。バレリュー症候群の重いパターンであり、被害者は、藁をもすがる思いであったようである。
 当職受任後、医師と面談し、状況を確認する。2つの病院への同行したことにより、一緒に少し落ち着きを取り戻された様子。バレリューとは気長に治療していく方針を立てる。
 症状固定の頃は、かなり落ち着いた状況になる。事故直後、走って追いかける程、元気があっただけに、その後の症状とのギャップから、後遺障害認定も危ぶまれたが、後遺障害(14級9号)も無事獲得でき、最後は、症状は残るも、気長に対応するつもりとの言葉を頂いた。