歩道上での複数自転車同士の衝突事故
- 事故態様：（被害者）自転車 VS （加害者）自転車
複数自転車が歩道上ですれ違う際に衝突した事故 - 過失検討：被害者過失４０％
（事故現場図）
（参考文献）大阪地方裁判所（平成３０年１０月３０日判決）自保ジャーナル２０３６号１１７頁
弁護士の研究結果
- 本件は、自転車同士のため、類型は判例タイムズには記載がない。
- 他方、自動車同士が道路上ですれ違う際に接触する事故（離合事故）では、過失５０：５０とすることが多いので参考になる。
- その上で、加害者は夜間にもかかわらず無灯火だったようである。この無灯火事情を－１０％評価して４０％としたものと思われる。
なお、現場には構造物があって歩道が狭くなっているようであるが、自転車同士がすれ違うのは構造物の手前だったため、過失に影響はなかったようである。